ホントに35年前の車両ですか!? 「東武の特急」が長生きする、これだけの理由 古びても質が違う!?
東武鉄道の特急形電車は長期間活躍することで知られています。1720系「デラックスロマンスカー」は31年にわたって活躍。そして今回取り上げる100系「スペーシア」は登場から35年が経過しています。名車と言っても良い「スペーシア」の活躍を振り返ります。
豪華絢爛な金色のスペーシアが登場
100系「スペーシア」は走行性能にも優れ、最高130km/hでの運転が可能でした。実際には120km/hでの走行でしたが、100km/hまでの加速性能に優れていました。さらに、加速度が制御されており、乗客の負担が少ない加速度での走行を可能にしました。
2011(平成23)年よりリニューアルを実施し、座席モケットや壁紙、カーペットなどの交換と、外部塗装の変更が行われました。ほかに、行先表示器のフルカラーLED化、インターネットWi-Fi回線の設置といった改良もなされています。
2015(平成27)年には、「日光東照宮四百年式年大祭」に合わせて103編成と106編成が、黄金の外観を持つ「日光詣スペーシア」となりました。106編成については、個室も黄金のインテリアとし、私鉄特急有数の特別な空間となっています。
現在の塗装は「登場時塗装」「日光詣スペーシア」「いちごスペーシア」の3種類です。2023年の「スペーシアX」登場で、100系の9編成のうち3編成が廃車されたものの、2025年現在ではJR直通特急の全てで運用されており、後継車両の話は出ていません。JR直通性能を活かし、これまでに八王子、千葉、上野など、様々な場所から臨時列車の運行がなされています。
座席にコンセントがなく、和式トイレが残るなど、1990年代を感じる部分はありますが、100系「スペーシア」の活躍はまだ続きそうです。
Writer: 安藤昌季(乗りものライター)
ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。





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