北海道へ渡った「200系カラーの新幹線」再デビューに向けた動きが本格化! 人目につかない深夜に走る!?

JR東日本から鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)に試験車両として譲渡され、北海道に渡ったE2系新幹線の再デビューに向けた動きが本格化します。

函館新幹線総合車両所~新青森間で高速走行試験

 JR東日本から鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)に譲渡され、北海道に渡ったE2系新幹線の再デビューに向けた動きが本格化します。この車両は、青函トンネル前後にある、新幹線と貨物列車が線路を共用する明かり区間の速度向上に向け、設備の機能や安全性に問題がないかを確認する走行試験に使用される予定です。

Large 20260112 01

拡大画像

E2系のJ66編成(画像:写真AC)

 鉄道運輸機構は2025年12月、青函トンネル前後にある明かり区間の高速化に向け、信号確認試験を委託する事業者の公募手続きを開始。函館新幹線総合車両所~新青森間で、試験車両を用いた高速走行試験を行うことを明らかにしました。

 この信号試験では、車両に測定器具を設置し、明かり区間を高速で走行。ATC(自動列車制御装置)信号受信状況とATC電文の確認、無信号時間の測定、地上子の車上結合状況の確認などを行うとしています。

 現時点ではE2系の具体的な再デビューの時期は明らかになっていませんが、2026年12月17日までに、函館新幹線総合車両所~新青森間で計11回の信号確認試験が予定されています。走行試験はいずれも日付をまたぐ深夜に実施される模様です。

 なお、国交省は試験が順調に進めば、2028年度にも明かり区間の最高速度を現行の140km/hから260km/hに引き上げ、明かり区間で約9分、青函トンネルと合わせた共用走行区間全体で約14分の所要時間短縮が実現するとしています。

 ちなみに、北海道へ渡ったE2系は、現役時代はJ66編成と呼ばれ、東北・上越新幹線で活躍していました。2022年に「鉄道開業150年」「新幹線YEAR2022」の一環で200系カラーに変更。2024年3月15日に定期運用から退いた後、新潟港から函館港まで船で輸送され、200系カラーのまま函館新幹線総合車両所に搬入されています。

 

 

【画像】こう変わる!青函トンネル「明かり区間の高速化」のイメージ

最新記事

コメント