千葉の一大ベッドタウンの駅前ド至近に“謎の竹藪”…なぜ? 知ったらコワーイ!?その経緯とは

本八幡駅から国道14号線沿いにある市川市役所を目指して進むと、国道を挟んで市役所と反対側にうっそうと茂った竹藪があります。

かつては禁足地として恐れらていた?

  都営地下鉄新宿線の終着駅であり、JR総武線も停車する本八幡駅。この駅から国道14号線沿いにある市川市役所を目指して進むと、国道を挟んで市役所とは反対側に、うっそうと茂った竹藪があります。周囲には住宅地もあり、人通りの多い場所ですが、なぜこのような場所に竹藪があるのでしょうか。

Large 20260113 01

拡大画像

画像右側が「八幡の薮知らず」(斎藤雅道撮影)

 この竹藪は、市川市によると「八幡の薮知らず」と呼ばれている場所です。竹藪の中には鳥居と祠(ほこら)が設置されています。「一度入ると出ることのできない禁足地」として言い伝えられており、現在も祠が設けられ、その姿を今に伝えています。

 広辞苑にも「八幡の藪知らず」の項目があり、「ここに入れば再び出ることができないとか、祟りがあるといわれる。転じて、出口のわからないこと、迷うことなどにたとえる」と説明されています。そのため、江戸川乱歩や夏目漱石の著作でも、迷い込んだら出られないものの例えとして用いられています。

 また、この竹藪は「不知森(しらずもり)」「不知藪(しらずやぶ)」とも呼ばれています。禁足地となった理由については諸説あり、言い伝えによると「日本武尊(やまとたけるのみこと)が陣所とした跡であるため」という話が伝えられています。

 さらに、平安時代中期の平将門にゆかりがあるという説もあります。「平将門が朝廷軍と戦った際、将門軍の鬼門にあたる場所だったため」という話や、「平将門平定の折、平貞盛(たいらのさだもり)が陣を敷いたが、平定後も占星術によって将門軍の死門(あの世への関門)の一角をここに残したため、この地に入ると必ず祟りがあるとされた」といった伝承も残されています。

 ちなみに、水戸黄門こと徳川光圀がこの伝承を信じず藪に足を踏み入れたところ、白髪の老人が現れて戒めを与えた、という逸話もあるようです。

 なお、藪の範囲は江戸時代にはすでに現在とほぼ同じ大きさになっていたともいわれています。江戸時代から明治時代にかけては、この伝承に基づいた迷路が作られ、興行が行われていたという話も伝えられています。

【画像】大通りにポツンとある竹藪…これが「八幡の薮知らず」です

Writer:

ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  3. 片山さつき大臣「実態調査はじめます」 街のクルマ屋の「保険代理店打ち切り」問題に新局面 ビッグモーター事件の余波に再び切り込む!
  4. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  5. 海自艦がロシア海軍の「超静かな潜水艦」を確認!浮上航行する姿を捉えた画像を防衛省が公開
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開