なんだ、この濃密な“昭和感”は…! 富山地鉄の「本気で古い」激シブ駅舎6選【本線編】 リフォームしてても「時が止まってる」

富山地方鉄道の本線には、開業時や大正・昭和の面影を色濃く残す「レトロ駅」が数多く存在します。今回は廃止協議区間を中心に、タイムスリップしたかのような雰囲気を持つ駅を6つ紹介します。

富山地方鉄道本線にも多数存在する「レトロ駅」

 地方鉄道としては異例の路線長100km以上を有する富山地方鉄道(富山地鉄)ですが、最近では、一部区間での廃止と、その一時的な回避が話題となっています。廃止協議の波は電鉄富山〜宇奈月温泉間53.3kmを結ぶ「本線」でも起こっています。

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富山地鉄はレトロ駅舎の宝庫。写真は早月加積駅を出発する、14760系の下り宇奈月温泉行き(遠藤イヅル撮影)

 この本線にも、古き良き時代の面影をそのまま残す、極めて魅力的な「レトロ駅」が数多く存在します。今回はそのうち廃止協議区間(滑川〜宇奈月温泉)を中心に、個人的に選んだレトロ駅を紹介します。

「開業時や大正・昭和の姿をとどめていること」「大規模な改修や近代化が行われていないこと」を条件に選抜し、「過去をフリーズドライして閉じ込めたような状態」や、昭和感・古さの「タイムスリップ度」を5点満点で評価しています。

東新庄駅 タイムスリップ度・・・★★★☆☆

 電鉄富山駅から4つ目、富山市の市街地にある東新庄駅。周囲には住宅が広がっており、2022年度における富山地鉄の駅別乗降人員では13位にランクインしています。富山地鉄の前身母体である富山電気鉄道の駅として1931(昭和6)年に開業しました。

 駅舎は、正面庇の形状がひし形という変わったデザインを持っています。建築年は不明ですが、過去と現代の航空写真を見比べると、1961(昭和36)年には現在の駅舎が見られるいっぽう、1947(昭和22)年の写真では駅舎の向きや大きさが異なるように見えることから、昭和30年代前半頃に建てられたのではないでしょうか。

 ホームは対向式で、曲線部に設置されています。上りの富山方面行きホームには、バリアフリールートのスロープ新設に合わせ屋根を増設したようですが、それ以外は、レールと木材で作られた昔ながらの屋根が使用されています。“ザ・木造”というスタイルではないものの昭和モダンを感じさせる駅舎も含め、昭和30〜40年代頃の都市部近郊の小駅、というイメージが残る駅です。

【めっっっちゃ古い!】しかも“クセ強” 富山地鉄本線のレトロ駅たち(29枚)

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