「初日の出」必ず見る方法、そのひとつJAL「成田発成田行き」の非日常な機内

過ぎる予定時刻、現れない太陽

「現在、館山市上空で旋回をして、日の出を待っています」

 成田空港を離陸して約20分が過ぎたころ、そうした機長のアナウンスが入り、「初日の出の予定時刻」とされていた6時34分を待ちますが、あいにく雲が多く、その時刻を過ぎても太陽はなかなか姿を現しません。

 ただここは上空5500m、見えないことはありません。予定時刻から10分ほど過ぎて、まぶしい光が機内へ差し込んできました。2017年の初日の出です。それをより味わえるよう、機内の照明が意図的に暗くされているのもポイント。窓から入り込んだ明るさが、モノトーンの機内を赤く鮮烈に照らします。

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JL2911便から拝む2017年の「初日の出」(2017年1月1日、恵 知仁撮影)。

 初日の出が拝めても、旋回は終わりません。初日の出が見られるのは東側です。そのためJL2911便は左右両側の窓から初日の出を眺められるよう、旋回を続けます。

「この飛行機は館山市上空での旋回を終了しました。あと10分ほどで富士山です」(JL2911便 谷 浩介機長)

 次は、初夢で見ると縁起が良いとされる「一富士二鷹三茄子」の、筆頭です。

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