零式艦上戦闘機の「零式」のナゾ どのようにつけられた? 「ぜろせん」or「れいせん」どっち?

日本海軍の傑作戦闘機として現在まで名前を残している零式艦上戦闘機。通称では「ゼロ戦」とも呼ばれるこの機体ですが、そもそもなぜ「零式」という名前が付けられたのでしょうか。

「れいせん」「ぜろせん」どれが正解?

 では、零式艦上戦闘機は当時どのように呼ばれていたのでしょうか。「零式艦上戦闘機」をそのまま音にすると「れいしきかんじょうせんとうき」となりますが、「零」=「0」=「ゼロ」という発想から、当時から「ゼロ戦」という愛称も使われていたようです。

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エンジンカウルから突き出たマフラーがポイントの零戦五二型(画像:サンディエゴ航空宇宙博物館)

 ただし「ゼロ」は英語であり敵性語とされたため、「れい戦」と呼び直そうとする動きもありました。しかし当時の資料には「ゼロ戦」と記されているものも多く、完全に統一されることはなかったようです。

 終戦後、一般的に皇紀は使用されなくなりました。その後発足した自衛隊でも、装備品の名称に採用年の数字を用いる伝統は一部残り、90式戦車や16式機動戦闘車といった名称が付けられています。ただし、これは皇紀ではなく西暦に基づくものです。

 とはいえ、皇紀が完全に使われなくなったわけではありません。自衛隊が発行している手帳などには、毎年西暦・和暦と並んで皇紀が記載されています。それによると、西暦2026年の今年は皇紀2686年に当たるそうです。

【画像】まだ国内にも残っている! これが、現存する零戦です

Writer:

なぎはまな。歴史は古代から近現代まで広く深く。2019年現在はフリー編集者として、某雑誌の軍事部門で編集・ライティングの日々。趣味は自衛隊の基地・駐屯地めぐりとアナログゲーム。

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