さよなら「日立」のショベルカー!? 新生「ランドクロス」へ向け大改革 巨大工場で進む再編を現地で見てきた

日立建機がマザー工場と位置付ける土浦工場を取材しました。現在、同工場では大規模な再編が進められています。2027年の新ブランド「ランドクロス」への大転換を前に、ロボット化で進化する巨大工場の最前線を見てきました。

ロボット化で劇的進化! 新生「ランドクロス」へのカウントダウン

 従来、土浦工場では中型ショベルに加え大型ショベルも生産していましたが、大型機の生産は常陸那珂臨港工場(茨城県ひたちなか市)へ移管しました。同工場では超大型油圧ショベルや超大型ホイールローダ、ダンプトラックなどを生産しており、機種ごとに生産拠点を分担することで体制の最適化を進めています。これにより土浦工場は中型油圧ショベルの生産にリソースを集中させます。

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日立建機土浦工場の入り口近くに展示されていた中型油圧ショベル「ZAXIS200」。すでに車体のロゴは「HITACHI」ではなく「LANDCROS」になっていた(乗りものニュース編集部撮影)。

 再編では生産工程の自動化も進められています。製缶(溶接)工程ではロボットによる自動化を拡大し、トラックフレームのロボット適用率は2025年時点で69%から86%へ向上しました(溶接ワイヤーの溶かす量で計測)。塗装工程でもロボット化が進み、塗料使用量は従来比で約54%削減されたといいます。

 同社によると、こうした再編により自動化率や安全性が向上するほか、生産能力の向上やコスト競争力の強化にもつながるとしています。製缶工程の再編は2025年度に完了しており、塗装と物流は2029年度、組み立て工程は2031年度に完了する予定です。

 土浦工場の再編が完了すれば、日立建機が進めてきた国内6工場すべての再編が完了します。同社は中型ショベルの生産拠点として同工場の機能を強化し、世界市場への供給体制の強化を図る方針です。

 日立建機は2027年4月、商号を「ランドクロス株式会社」に変更し、コーポレートブランドも「LANDCROS」へ変更する予定です。一連の生産拠点の再編は、こうした大転換を前にした動きともいえるでしょう。

 ちなみに、量産車でLANDCROSのロゴを描いた車体は工場内で見ることはありませんでしたが、説明によると現在、ロゴの位置決めなどをしている最中であり、来月4月以降、体制変更を機に順次改めていくとのことでした。

【禁断の工場の中は?】これが滅多にみられない生産ラインです(写真で見る)

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