コスト削減が生んだ“のっぺり顔”ともお別れ!? 数減らす「黄色い国鉄型電車」今どうなってる?

JR西日本の岡山地区と山口地区で、国鉄型の115系電車の廃車が進んでいます。現存する115系は改造で様々な“顔”に変わっており、見た目の違いがファンの注目を集めています。

岡山で姿を消す115系、残る115系

 JR西日本が、新型の227系電車「Urara」を岡山地区に大量導入して国鉄時代の車両の置き換えを進めています。さらに山口地区では、227系電車「Kizashi」が新たに導入され、2026年夏から営業運転に就くことが報道されています。

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2026年3月14日のダイヤ改正で引退した115系G編成(柴田東吾撮影)

 こうした新型車両の導入により、国鉄型の115系電車の廃車が進んでいます。現存する115系はJR西日本の時代に手が加わり、個性ある姿に変わりました。同じ115系でも、岡山地区と山口地区では違いがあり、この見た目の違いがファンの注目を集めています。

 これらの個性的な115系のうち、2026年3月のダイヤ改正では岡山地区のG編成(2両編成)が定期運行を終了しました。

 岡山地区の115系は、大きく分けて4両編成のA編成、3両編成のD編成、2両編成のG編成がありました。

 これらの車両は、1978(昭和53)年から1982(昭和57)年にかけて岡山地区に新車として直接投入された115系1000番代です。耐寒・耐雪設備を強化し、寒冷地に対応したタイプです。

 さらにこのうち、D編成の岡山・姫路方面方の先頭車(クモハ115)とG編成は、中間車に運転台を取り付けた改造車です。G編成は岡山地区に加え、伯備線を経由して米子や松江、西出雲まで乗り入れるなど、鳥取・島根方面の広いエリアでも使用されていました。

 しかし2026年3月14日のダイヤ改正で、岡山地区の115系の列車は大幅に減りました。G編成は定期運行を終え、227系「Urara」のうち先頭車にパンタグラフが2基設置されたタイプに置き換えられています。

 先の通り、115系のG編成は運転台を取り付けた改造車ですが、編成の前後で先頭部の形が違います。特に下関・西出雲方の先頭車(クモハ114)は平面的なデザインが特徴です。

 一般的な115系の先頭車前面は貫通扉を備え、さらに側面まで回り込んだ曲面ガラスを採用して乗務員室からの視界を広く取っています。この前面形状は、湘南型とも呼ばれています。当初から先頭車として製造された車両のほか、国鉄末期に中間車から先頭車に改造した車両も、湘南型の先頭部が取り付けられていました。先のD編成やG編成のクモハ115も国鉄末期に先頭車となったもので、クモハ115形1500番代として番号が区別されています。

 しかしG編成のクモハ114は、JR西日本発足後の2001(平成13)年に先頭車へ改造された車両です。改造コストを削減するため、平面的な前面形状が採用されました。クモハ114は115系の中でも数が少なく、全車両が改造車です。平面的な前面形状で、かつ貫通扉がないクモハ114はG編成の8両だけで、希少な存在でした。

【顔が違う!】個性豊かな115系を見る(写真)

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