68年ぶりに“珍風景”も復活!? 広電に誕生した「循環線」本数少なすぎも仕方ない“2つの理由”とは?

広島電鉄に新系統「循環線L系統」が3月28日に開業しました。68年ぶりの“復活”となった循環線ですが、なぜか運行は日中のみ、本数も少数です。その背景には何があるのでしょうか。

新設された循環線、そのルートとは

 広島電鉄で2026年3月28日、新系統「循環線」としてL系統が新設され、広島本社前電停で出発式が開催されました。2003(平成15)年に7号線横川―広島港が開設されて以来の新系統です。

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関係者を乗せた内回り一番貸切列車651号の入庫と外回り一番列車を担った652号の出庫が重なり奇跡の並びが実現した(坪内政美撮影)。

 今回新設された「循環線」は広電本社前電停を運行の起点として、八丁堀・紙屋町方面の都心部や比治山下など5号線沿線(皆実線)を乗り換えなしで移動できる約7kmのルートです。「内回り」「外回り」の電車が設定されています。

 2025年8月に開業した「駅前大橋ルート」への新線切り替えにより廃止される予定だった的場町と段原一丁目電停を経由し、稲荷町で駅前大橋ルートを横切り、21の電停を約45分かけて周回します。なお広島駅へは乗り入れません。

 従来のように数字での系統名ではなく、環状を表す「LOOP」の頭文字「L」が系統名に使われます。ラインカラーは「紫」が採用されました。

実は68年ぶりの復活 同じ電停を2回停車!?

 路面電車では比較的珍しい循環式路線の新設ですが、実は広島電鉄としては1958(昭和33)年4月1日から同年5月20日まで、広島平和公園や広島城などが会場となった広島復興大博覧会の折にアクセス線として循環線を開設した経緯があります。そのときは一時的でしたが、実に68年ぶりに循環線が復活する形となりました。

 当時は循環線にすべく、宇品線の皆実町六丁目電停から皆実線(比治山線)の皆実町六丁目電停へ乗り入れるために接続する交差点を左折する軌道を敷設しました。その後は回送電車や業務車のみが走っていましたが、今回、営業線として復活。路線の違う2つの「皆実町六丁目」電停に停車する珍風景も見どころのひとつになりました。

 ちなみに路線図では一つの電停として表されており、全21電停にも重複してカウントはされていません。

 ただ、今回の循環線の運行本数は内回りが平日で15本、外回りが13本、これが休日になるとそれぞれ8本、7本という少なさです。しかも始発は9時台、終電は16時台と通勤通学時間帯をあえて避けた日中のみの運行。何のために走らせるのかと疑ってしまいそうなダイヤ設定はなぜでしょうか。

【貴重すぎる電車…】これが「循環線」開業日の熱狂です!(写真)

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コメント

2件のコメント

  1. 廃止された電停として挙げられている「猿猴橋」は「猿猴橋町」が正しい。調査・確認不足。

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

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