JR四国の新型特急車2600系 「革新的車両」の名、四半世紀を越え受け継ぐ

JR四国が、約30年ぶりに製造した完全新型の特急形ディーゼルカー2600系。そこにはJR四国の、「世界初」を実現したある革新的車両の名前が受け継がれていました。

革新的なJR四国の特急形ディーゼルカー

 JR四国2600系特急形ディーゼルカーの「TRANS SHIKOKU EXPRESS」というキャッチコピー、そこにあるという別の“思い”は、現在から約30年前にさかのぼります。

 1987(昭和62)年の国鉄分割民営化からほどなくの1989(平成元)年、「JR四国」になって初の特急形ディーゼルカーがデビューします。先述した2000系です。

Large 20170226 01
車体を傾けてカーブを通過するJR四国の2000系特急形ディーゼルカー。写真は「アンパンマン列車」仕様のもの(2013年4月、恵 知仁撮影)。

 この2000系は革新的な車両でした。山がちでカーブの多いJR四国の路線で所要時間の短縮を図るため、線路のカーブに合わせて、車体をカーブの内側へ傾斜させることで乗客へ働く遠心力を抑え、高速でカーブを通過しても乗り心地を維持できる「制御付き自然振り子装置」を、気動車として世界で初めて実用化。言い換えれば、カーブの通過速度をアップすることに成功したのです。

 のちに四国以外を走るディーゼルカーにも、「制御付き自然振り子装置」が搭載されるようになります。2000系は、「四国の鉄道」についてはもちろん、「日本の鉄道」をレベルアップさせた車両、ともいえるでしょう。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  2. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. 東京のベッドタウンにできた「道の駅」ウワサ通りの大盛況! 海ないのに「海産物がうまい!」…それこそが人気の秘訣?
  5. 北朝鮮 進水式で“派手に横転し”金総書記を激怒させた「新型艦」爆速で修理を行い海上試験開始!
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  3. ロシア海軍のステルス艦が「大炎上」 ウクライナの攻撃で撃破される瞬間を捉えた映像が公開
  4. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  5. 空母化進む「最大の護衛艦」がフェリーと並んだ! 大きさの違いが際立つショットを海自が公開