「新山梨環状道路」の“ほぼトンネル区間”にアクセス道路をつなげる! “盆地の端っこIC”と甲府市街を連絡する“新ルート”とは?

山梨県甲府市の都市圏をぐるりと囲む「新山梨環状道路」の計画が進捗しています。同路線の北部区間に新設する「(仮称)塚原IC」へ向かうアクセス道路の整備が進みます。

「新山梨環状道路」アクセス道の整備が進捗!

 山梨県甲府市の都市圏をぐるりと囲む「新山梨環状道路」の計画が進捗しています。甲府河川国道事務所は2026(令和8)年度より、同路線の北部区間に新設する「(仮称)塚原IC」へ向かうアクセス道路のII期事業に着手しました。

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開通済みである「新山梨環状道路」の南部区間。専用区間は一部暫定2車線(乗りものニュース編集部撮影)

 全長約43kmにおよぶ新山梨環状道路は、すでに開通している西部区間(中部横断道の一部)と南部区間に加え、現在は東部区間の建設が進んでいます。東部区間は将来的に国道140号と一体となり、埼玉県秩父市を経由して関越道・花園ICまでを結ぶ高規格道路「西関東連絡道路」(約110km)の一部を担います。

 残る北部区間(約17km)は、国道20号のバイパスとして国が事業を進めています。国道140号とつながる桜井JCT以北のルートは、山岳部を甲府市から隣の甲斐市へと横断し、塚原IC、牛句ICを経て、甲斐IC・JCT(いずれも仮称)で中央道と交差、西端では国道20号と接続する計画です。しかし、このうち塚原IC~牛句IC間の4.5kmは未だ事業化されていません。

 一方で今回、II期事業に着手したアクセス道路は、甲斐市と甲府市を東西に結ぶ通称「アルプス通り」と、当面の“終点”となるであろう塚原ICを結ぶルートです。

 現在は2028(令和10)年度までの事業期間で、I期の約1.4kmで工事が進行中。この区間は中央道の甲府昭和ICにもつながっている「アルプス通り」の北端、緑が丘スポーツ公園(甲府市)の手前付近から、高架で公園を越えつつ、近隣の丘陵地帯を「(仮称)三光寺山トンネル」で貫く部分となります。

 そして延長580mのII期区間は、トンネル部からさらに北東へと伸び、塚原ICへと接続する部分です。2026年度は測量や調査、設計を進める予定で、2036年度ごろまでの整備完了を目指します。

 現在、武田神社の西側近隣に当たる塚原ICの予定地は、急峻な住宅地となっていますが、今後は事業の進捗に伴い、風景が大きく様変わりしていきそうです。

 なお、桜井JCT以北の区間は2023(令和5)年12月、山梨県から「直轄事業と有料道路事業の合併施行」が提案されており、NEXCO中日本の協力のもと、有料道路での開通を前提とした道路設計が進んでいます。桜井JCT~甲斐IC・JCT間の各IC施設には、料金所も設置される見込みです。

【地図・写真で見る】これが「新山梨環状道路」アクセスルートの計画です

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