「目的のICで下りられなかった… ヤバい!戻らなきゃ…!」で高速道路を“逆走” 下りられなかったときの“正しい”対処法とは?

高速道路で「逆走」は大事故に発展する可能性があります。目的のICを通り過ぎ、慌てて戻るといった行為は絶対にやってはいけませんが、こうしたケースではどうすれば良いのでしょうか。

次のICで一般レーンを通行

 高速道路での「逆走」は、道路交通法で禁止されています。しかし実際には毎年約200件、およそ2日に1回の頻度で発生しており、その約2割が事故に繋がっているというデータもあります。

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海老名PA付近の東名高速道路(乗りものニュース編集部撮影)

 NEXCO中日本によると、逆走の多くは「降りる予定だったICを通過してしまった」際に発生するとのこと。当事者に事情を聴くと「なぜ逆走したか分からない」と答えるケースも少なくないそうです。降り間違いに気づいて動転し、パニック状態でとっさに引き返そうとしてしまう人が一定数いることが伺えます。

 では、目的のICを通り過ぎてしまったらどうすれば良いのでしょうか。

 高速道路には、行き過ぎたりJCTを間違えたりした場合、追加料金なしで本来の目的地まで戻れる「特別転回」という制度があります。

 分岐を間違えて目的のICを通過してしまっても、無理に引き返そうとせず、まずは最寄りのICでいったん流出します。この際、一般レーンを通行し、係員に事情を説明のうえETCカードを提示すると、「特別転回証明書」が発行されることがあります。

 なお、この時ETCカードはあらかじめ車載器から抜いておく必要があります。無線通信により料金決済が完了してしまうと、特別転回は利用できなくなるためです。また、現金で通行している場合は、通行券に「特別転回承認印」が押されます。

 その後、ICの構造や通行状況に応じて、係員が目的のICまで戻れるよう誘導します。ゲートを出てすぐにUターンできる場合もあれば、いったん一般道へ出てから反対車線側の入口へ回るケースもありますが、いずれの場合も再度IC入口から入場する際には係員の指示に従う必要があります。

 ただ、この特別転回はすべてのICで利用できるわけではありません。ETC専用のスマートICでは対応しておらず、係員が常駐するICでのみ利用可能です。

 NEXCO各社は、運転者自身の判断によるUターンは危険な行為であり、目的のICで降りられなかったとしても、特別転回を利用し係員の指示に従い冷静な判断をするよう呼び掛けています。

【どこで起きる?】これが高速道路での「逆走」です(画像)

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