F-2戦闘機を“世界最強レベル”にしませんか!? 退役目前のはず…米企業が「F-35並み」能力向上策を提案していることが判明

航空自衛隊のF-2戦闘機は2035年からの退役が予定されていますが、アメリカの防衛企業から驚きの能力向上案が提示されました。F-35に匹敵する「世界最強」レベルへのアップグレードが検討されているようです。

日米技術協力の結晶であるF-2

 日英伊の3国共同による次世代戦闘機の開発プロジェクト「グローバル戦闘航空プログラムGCAP」で生まれる新戦闘機の配備に伴い、航空自衛隊のF-2戦闘機は2035年からの退役が予定されています。しかし、ここへきてアメリカ側がF-2のさらなる能力向上案を提示していることがわかりました。

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航空自衛隊が運用するF-2戦闘機。2035年からの退役が計画されている(画像:航空自衛隊)。

 現在、航空自衛隊ではF-15、F-2、そしてF-35という3種類の戦闘機を運用しています。このうち、日米共同開発の結晶として誕生したF-2戦闘機は、1977(昭和52)年から運用されていた航空自衛隊のF-1支援戦闘機の後継機として、1990(平成2)年から本格的な開発が始まり、2000(平成12)年に運用を開始。以来26年にわたって日本の空を守り続けています。

 F-2のベースとされたのはアメリカ空軍をはじめ世界各国で幅広く運用されているF-16ですが、主翼を炭素繊維強化複合材による一体構造とし、さらに主翼面積の拡大やレドームの大型化など、全くと言っていいほど異なる機体となっています。

 兵装は各種の空対空ミサイルや誘導爆弾に加え、主翼下に最大4発の空対艦ミサイルを搭載することができるため、敵戦闘機との空対空戦闘から対地攻撃、さらに日本に接近する敵艦隊への対艦攻撃など、幅広い任務に投入することが可能です。

 とはいえ、F-2が開発された当時とは安全保障環境や求められる性能に変化が生じており、それにあわせた機体改修がたびたび行われてきました。最近では、レーザー誘導により目標を精密に攻撃可能な空対地誘導爆弾である「LJDAM」と、それを誘導するための目標指示ポッドである「AN/AAQ-33スナイパー」を機体に統合するための改修や、戦術データリンクである「リンク16」への適合などが行われています。

 さらに、国産の長射程空対艦ミサイルである「12式地対空誘導弾能力向上型(空発型)」を運用可能にするための機体改修も進められており、この改修が施された機体は「F-2能力向上型」と呼称され、2027年度より茨城県の航空自衛隊百里基地にて運用が開始される予定です。

 こうした機体改修が進められているなかで、しかしその退役時期についても前出のとおり、GCAPの新戦闘機の登場に伴い2035年ごろからの予定が組まれています。

 GCAPをめぐっては2026年4月には日英伊3か国の政府機関によって組織される国際機関「GIGO(グローバル戦闘航空プログラム政府間機関)」と、GCAPに関わる防衛関連企業によって組織される合弁会社「エッジウィング」との間で、約1450億円にのぼる初めての契約が締結されたばかりです。ただ、その開発は順調に進んでいるかというと、必ずしもそうではないようです。

【写真】これが「F-35に匹敵」!? F-2“魔改造”の心臓部を見る(画像)

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