日本唯一の“秘境駅”? 清流に沿う3セク路線に乗ってみたら景観が美しすぎた!
山口県の第三セクター鉄道「錦川鉄道」。川西~錦町間32.7kmを結ぶ路線ですが、全列車がJR岩国駅まで直通しています。錦川清流線という路線名の通り、錦川の美しい景観を生かした取り組みも多く見られるこの路線に乗りました。
ホームから清流を眺めるため“だけ”の駅?
かさ神神社から駅名を貰った守内かさ神では乗降なし。南河内駅では2人下車、6人乗車と大きな動きがあります。乗り込んできたのは中学生でした。
南河内駅から行波駅の間は錦川の景観が美しく、徐行運転も行われます。行波駅では6人下車。北河内駅は列車交換駅で、2人下車します。北河内を出ると車内放送があり「清流の滝が見えます」と案内も流れます。基本的に進行方向右側の景色が良い路線ですが、滝と駅を見る時は左側です。
椋野駅は乗降なし。再び車内放送でかじかの滝が案内されます。カジカガエルが生息しているらしいですが、もちろん車窓からは見えません。南桑駅では2人下車。結構動きのある路線です。
次の「清流みはらし駅」は駅からどこに行くこともできません。これは、日本でも恐らく唯一の駅でしょう。ホームから清流を眺めるために造られた駅のため、停車するのはイベント列車のみです。
列車はゆっくりと真新しい新駅を通過すると、錦川みはらしの滝が案内されます。
根笠駅、河山駅、柳瀬駅と乗降がありませんが、何度も流されたという沈下橋が目を楽しませます。ずっと寄り添った錦川を鉄橋で越えると終点の錦町駅です。私を含めて5人が乗り通しました。町を散策しましたが、市街地は小さめで、地元需要だけでは厳しいだろうと感じられます。
錦町駅には車両基地があり、構内にはJR烏山線からやってきた国鉄形のキハ40形気動車が休んでいました。折り返しの岩国行きは3人が乗車し、途中で2人が乗車しただけで、がら空きのまま進みましたが、JRに入った川西駅で20人が乗車し、盛況となって、岩国駅に到着しました。
とにかく景観が素晴らしい路線で、桜の季節や紅葉、雪の季節などであれば、最高の景色が楽しめるでしょう。
Writer: 安藤昌季(乗りものライター)
ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。





駅名:行渡→行波、区間:川西〜錦川→錦町
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