「なんてことを…」SNSも住民も騒然! 築100年の名駅舎「ド派手色に塗り直し事件」実は過去にも炎上!? 仕掛け人の思い

築100年の木造駅舎が「真っ黄色に塗られている」――SNSでも一部話題にもなった駅のリニューアルが完了しました。鉄道ファンの度肝を抜いたこの出来事、実は過去を振り返ると前例がありました。

近代化産業遺産の駅舎がまさかの真っ黄色に!

「ことでん」こと高松琴平電気鉄道の滝宮駅舎(香川県綾川町)のリニューアルが完了し、2026年5月1日関係者によりお披露目とテープカットが執り行われました。築100年の木造駅舎は“真っ黄色”に塗られ、来訪者や近所の人々の度肝を抜き、関心を集めています。

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滝宮駅リニューアル工事の様子。4月中旬撮影(坪内政美撮影)。

 滝宮駅は、高松築港と琴電琴平を結ぶ琴平線の主要駅で、学問の神である菅原道真公をまつる滝宮天満宮の最寄り駅です。建築年は1926年と古く、高松琴平電気鉄道の前身会社である琴平電鉄が同年に栗林公園から当駅まで開通させ、暫定的な終着駅として開業しました。

 琴平電鉄の初代社長が関西の私鉄駅舎を参考に、急勾配の屋根から突き出た三角の玄関庇を特徴とする当時としては奇抜なデザインを採用し、いまでは近代化産業遺産にも登録されている木造駅舎です。

 そんな駅舎に異変が起きたのは4月上旬のことでした。

「なんてことを」というタイトルで友人達から相次いで送られてきたメールでした。添付の写真には、足場が組まれた駅舎が徐々に黄色に塗られている様子が写っていました。この様子はSNSでも話題となっており、理由は分からないがとにかく黄色に塗られていることだけが拡散されていました。

 鉄道ファンからは、「由緒ある木造駅舎になんてことを……」「よりによって屋根まで黄色にしてしまうとは」と否定的な感想が多く、高校時代、3年間通学で使っていた筆者も複雑な心境でした。近所の方も「なんで黄色にしてしまうの」と首をかしげていたといいます。

 そして5月1日。関係者からの招きで訪れた滝宮駅舎は、青空に映える真っ黄色に塗られ、正面の玄関庇には当日朝に取り付けられたという「しあわせの黄色い駅舎」という看板が。筆者を含む2社の報道関係者とことでん関係者、近所の方々が集まり、ささやかな式典が執り行われました。

【ライバルはピンク駅!?】パステルカラーの木造駅が「真っ黄色」になるまでの一部始終(写真25枚)

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