JR九州、豊肥本線の復旧工事に着手へ 熊本地震などで肥後大津~阿蘇間が今も不通

JR九州が2017年4月から、熊本地震などで不通になっている豊肥本線・肥後大津~阿蘇間の復旧工事に着手します。

先行的な復旧工事区間も設定

 JR九州は2017年3月21日(火)、豊肥本線・肥後大津~阿蘇間の復旧工事に着手すると発表しました。

 熊本と大分駅を結ぶ豊肥本線では、2016年4月に発生した熊本地震や同年6月の豪雨により線路設備に大きな被害が生じました。特に肥後大津~阿蘇間では、斜面崩壊、落石、橋や駅舎の損傷などの被害が確認されており、現在もこの区間では、バスによる代行輸送が行われています。

JR豊肥本線の被害状況。左上から時計回りに立野駅ホームの損傷、立野~赤水間の落石、市ノ川~内牧間の橋台損傷、赤水駅構内の軌道変状(画像:JR九州)。

 阿蘇大橋地区(立野~赤水間)で発生した大規模な斜面崩壊の現場では、国直轄砂防災害関連緊急事業、熊本県実施の砂防事業・治山事業により災害復旧が進められており、JR九州も鉄道の効率的な復旧に向けた調査などを実施中です。

 今年4月にはJR九州が肥後大津駅そば(熊本県大津町)に「豊肥本線復旧事務所」を開設。肥後大津~立野間で先行的な復旧工事に着手します。また、このほかの区間についても、復旧に向けて一体的な工事を行う予定です。

 運転再開の具体的な時期は発表されていませんが、JR九州は「被災状況、斜面対策工事の状況、地域の復興へ向けた取組みを考慮しながら、早期復旧に向けた現地の状況に応じた正確かつ迅速な対応を図ります」としています。

【了】

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コメント

3件のコメント

  1. やっと復旧に向けて動き出しましたね

  2. 復旧と同時に複線や電化などの高速化も考えた方が良いかも。
    熊本駅も近いうちに完全高架になるし。

    • 全くもってその必要はなし。電化よりも「DENCHA」の導入はありかもしれない(熊本側)。