腰痛を抱えて「常にダッシュ」!? 湿布が友達のベテラン自衛官が挑む過酷な学び直し 海自「C幹」のリアルな江田島生活

自衛隊の幹部登用ルートのひとつである「C幹」。ベテランの海曹長や准尉から選出される叩き上げのコースですが、彼らを待っているのは広島県江田島市の「幹部候補生学校」での過酷な訓練生活でした。

若手との交流も! 4か月の地獄を経て見せた「精悍な顔つき」

 ちなみに若手がほとんどのA幹・B幹と違い、年配者ぞろいのC幹にはちょっとした温情もあり、「総短艇用意」は朝の体操後に限定されているとのこと。最低限のウォームアップが用意されているあたり、家族も安心(?)です。

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全員で力を合わせて短艇を漕ぐ様子(画像:海上自衛隊)

 しかし後半になると、この訓練は一気に難易度が上がります。装備や服装の指定が追加され、もはやエクストリーム借り物競走状態。「陸戦用装備の水筒◯個以上」「ジャージ着用」など細かい条件が課され、事前に予測していても裏をかかれることも。主要メンバーは先行して乗り場へ向かい、それ以外は瞬時に役割分担を決めて対応するなど、チームワークと判断力が試される場面です。

 そんな厳しい日々の中でも、世代を超えた交流には心が癒されたと、やこさんは語っていました。幹部候補生学校では在学中に校友会という部活動に参加し、週に一度、若い世代と一緒に体を動かす機会があります。やこさんは思うように体が動かず怪我も多かったそうですが、それでも一緒に汗を流すことで自然と仲間意識が生まれていったのだとか。

 さらに、やこさんの期からは、A~C幹の居室がシャッフル制に!

 年齢も経歴も異なるメンバーが同じ部屋で生活することになり、各課程に「総短艇用意」がかかるたびに「頑張って!」「ファイト!」と声を掛け合う光景が見られたそうです。

 そんな大変な4か月を経て、やこさんは入校前よりもぐっと引き締まって精悍な顔つきになって帰ってきました。まるで若い頃に戻ったみたいで少しだけ懐かしい気持ちに。その表情に、確かな手応えがあったのだと感じずにはいられませんでした。

【マンガで解説】ギックリ腰!? これが「地獄の江田島教育」の概要です

Writer:

漫画家・デザイナー。夫のやこさん、娘のみーちゃんと暮らすのんきなオタク。海自にはまってからあれよあれよと人生が変わってしまった。著書「海自オタがうっかり『中の人』と結婚した件。(秀和システム)」「北海道民のオキテ(KADOKAWA中経出版)」各シリーズ発売中。

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