「名古屋市街-伊勢湾岸道-セントレア」直結ルート早くつくって! 既存道改良&バイパス新設の約18.5km 「西知多道路」の建設促進を要望
愛知県内で整備が進められている「西知多道路」。地元が建設促進の要望活動を進めます。
「西知多道路」整備促進を国に要望へ
愛知県内で国道247号「西知多道路」の建設が進められています。2026年7月7日には、県や関係自治体などで構成される西知多道路推進協議会が、国土交通省への要望活動を行いました。
西知多道路は、東海市から常滑市の沿岸部を南北に結ぶ自動車専用道として計画されています。延長は約18.5kmで、北端では伊勢湾岸道の東海JCTと接続する予定です。また南端部には、知多横断道路との結節点として(仮称)常滑JCTが置かれ、知多横断道路を通じて中部国際空港「セントレア」とも直結します。
名古屋高速や伊勢湾岸道などからセントレア方面へのアクセスは現在、西知多産業道路の東側に並行する知多半島道路から、知多横断道を利用するルートが主流ですが、知多半島道路も伊勢湾岸道とは立体的に接続しておらず、大府ICを介したややこしいルートになっています。
これに対し西知多道路は、中部国際空港と名古屋市街を最短で結び、かつ伊勢湾岸道とも立体的に接続することで、使いやすく“わかりやすい”道路ネットワークになると期待されています。
西知多道路は北部と南部の大きく2区間で構成され、また工事も国と県、東海市が連携・分担しながら進めています。このうち南半分は、新たに国道247号のバイパスとして自動車専用道路を整備します。一方の北半分は、すでに信号のない自動車専用道のような構造となっている西知多産業道路を組み込みます。こちらは4車線の現道を6車線へと拡幅するほか、途中にICを増設する計画です。
また東海JCTは現在、高架の名古屋高速と伊勢湾岸道をつなぐランプでT字を構成していますが、伊勢湾岸道と西知多産業道路をつなぐランプがなく、両路線を行き来するには東海ICでいったん地上へ流出し、交差点を経由する必要があります。そこで、伊勢湾岸道と西知多産業道路をつなぐランプの新設工事が国の主導で進められており、JCTは両者を直結させた十字型に改められます。
また、北側の西知多産業道路はこれまで通り無料で通行できますが、南側の新設バイパス区間(長浦JCT―常滑JCT)は建設促進のため有料道路となります。同区間を乗り通した場合の料金は普通車で「500円程度」という想定。一方、北区間(西知多産業道路)の6車線化については未着手となっており、まずは4車線での開通が目指されています。
なお、西知多道路は当初、リニア中央新幹線の開業に合わせ2027年度の開通が予定されていましたが、リニアの開業は延期されているほか、西知多道路自体も一部で用地の取得が遅れている状況です。
こうした事情を踏まえ、西知多道路推進協議会は国に対し、予算措置や各種の支援を引き続き要請していく見込みです。特に「東海JCTから長浦IC間の調査中区間の早期事業化に向け、関係機関の相互協力のもと着実に設計の進捗が図られるよう支援」するよう求めています。





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