「米国くらいやべえ…」 まさかの国で“恐怖の別室送り”を体験 「自動化」でほぼ日本人総スルー…そのウラの”恐怖の全貌”
入国審査において、厳しさは国によって大きく異なり、とくにアメリカは厳格なことで知られています。一方で隣国カナダはスムーズに入国しやすい…と思いきや、筆者はそこで、まさかの「別室送り」を体験することになりました。
カナダの「別室」どんな感じ?
バンクーバー空港の別室は、手荷物受取場の一角を丸ごと利用しているような広いスペースでした。まず受付でパスポートを預け、名前を呼ばれるまで待機するよう指示されます。広さのわりにベンチは3列ほどで、席数は30席に満たない程度。到着便が少ない時間帯だったため当初は空いていましたが、その後は混雑し、立って待つ人も出てきました。そういう状況ではないのに「こんな空きスペースがあるなら、もう少しベンチ設置したほうが良くね……?」となぜか考えてしまいました。
ただ、アメリカでよく聞くような「スマートフォン使用禁止」といった厳格な雰囲気ではなく、待合室では多くの人が普通にスマホを操作していました。なかには某キラキラ系SNSを延々と眺めている人もいて、こちらが緊張しているなかキモが据わっているように見え、妙に感心してしまいました。筆者も同行者へ「別室送りになりました。時間がかかりそうなので先に行ってください」と連絡を入れます。片隅では係官たちが円陣を組み、朝礼のような打ち合わせをしていました。
待機時間は約45分。その後、名前を呼ばれて二次審査へ進みます。アメリカでは一次審査だけで数時間待つこともあるため、「別室なら3時間コースだろうな……」と覚悟していた筆者としては、かなり早いと感じました。
対応した審査官はアジア系の人物で、開口一番、「君、学生だろ?」と聞いてきました。
「いやいや!社会人です」と答えると、誰と来たのか、渡航目的やどこにいく予定なのか、勤務先などを確認され、最後に再び「なぜ2日だけなんだ?短すぎない?」と質問されました。「仕事の都合でこの日程になりました」と説明すると、「OK、行っていいよ」とスタンプを押され、無事に入国できました。
二次審査自体は拍子抜けするほどあっさり終わり、荷物検査やスマートフォンの中身を確認されることもありませんでした。
このように、カナダの「別室送り」は、“本家”ともいえるアメリカの入国審査とはかなり雰囲気が異なります。事情に詳しい人によると、日本人がカナダでここまでの対応を受けるケースは比較的珍しいとのこと。ただ、それでも「自分だけ別室へ連れて行かれる」という体験が強い緊張感を伴うことは、両国共通といえそうです。
Writer: 松 稔生(航空ライター)
国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。





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