「災害大国ニッポンにEVは最適だ」ダイハツが披露した軽EV「走る蓄電池」のすごさとは

2026年5月末に開催された「人とくるまのテクノロジー展」でダイハツが展示した軽EV「e-アトレー」。同社ブースで、クルマと家をつなぐ「V2H」、そしてスマートグリッドの構想から、災害時にも役立つ次世代EVのあり方が紹介されていました。

「クルマが家の電力を管理する」未来のカタチ

 さらにダイハツは一歩踏み込んで、この仕組みをベースにした「スマートグリッド」システムを構築しようとしています。これは家庭や地域における電力管理を一手に担い、広い範囲で最適な電力消費・供給を行うことを目的としたシステムです。

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ダイハツ「eアトレー」。内装や駆動方式、耐荷重を除けば、商用向け「eハイゼットカーゴ」と同性能(乗りものニュース編集部撮影)。

 今回の展示は、家庭単位の構築を想定したものですが、電気自動車の給電や送電といった複雑な連携を、自動車メーカーであるダイハツがまとめて引き受けるという点がポイントです。

 これまで、V2H機器など電気自動車に対応する周辺機器はメーカーごとに独立して生産・設置されることが多く、トラブル発生時の対応や、家庭ごとの最適な設定などはユーザー側で全て行う必要がありました。こうした面倒な部分を自動車メーカーが担うことで、普段は自動車として使いつつ、いざというときには緊急の電力供給源としてスムーズに機能する最適なエコシステムが実現します。

 消費者にとって使いやすく、いざという時の防災の備えにもなるこの取り組み。自動車メーカー各社が手を挙げつつある中で、どのメーカーが市場の主導権を握るのか、今後の動向から目が離せません。

【でっかいバッテリーがあらわに】eアトレーのリアや底部バッテリー部分の様子はこちら(写真)

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