「え、マジ!?」 シンガポール名物「マーライオン」現地の人も驚愕の知られざる裏側 「目からビーム」出すものも
シンガポールの象徴といえば、真っ先に思い浮かぶのがマーライオンでしょう。実は政府観光局が公認するマーライオン像はこの1体だけではなく、現在、同国には合計6体の公式マーライオンが存在しています。
住宅街に現れた「元・闇マーライオン」
本家と子マーライオン以外で比較的アクセスしやすいのが、オーチャード地区近くのツーリズム・コート(旧観光局施設)にあるマーライオンです。
庁舎の一階部分はシンガポール国内の観光資源をアピールする展示場として一般公開されており、その入り口には白いマーライオン像が鎮座しています。しかし、これはあくまでも展示場のオブジェであり、公式マーライオンは建物裏の茂みに置かれています。
このマーライオンの高さは約3mで、全体的なデザインが始祖のマーライオンよりもスリムな感じで“細身のマーライオン”とも呼べる存在です。
始祖のマーライオンと大きく異なる外見と、建物裏の茂みという分かりにくい設置場所のため、説明無しでこれを公式像だと分かる人は少なく、建物内の入り口にあるオブジェのマーライオンを“公式”と勘違いする人も多く、間違えて入り口のマーライオンを撮影して帰ってしまう観光客も少なくないようです。
展望スポットとして知られるマウント・フェーバーにも公式マーライオンがあります。丘の上の展望広場に設置されており、港湾地区や高層ビル群を見渡すことができ、設置場所のロケーションは抜群の“高台のマーライオン”といえるでしょう。
しかし、観光客の多くは展望そのものが目的で、マーライオン自体も展望台の脇に置かれているため、これが公式のマーライオンであることを知らずに通り過ぎてしまうことも少なくありません。マーライオンは公式像が存在する一方で、像自体はシンガポール中に無数に存在しており、それ自体が特別な存在というワケではありません。高台のマーライオンも、像よりも展望広場からの景色の方に魅力があり、それゆえに公式像であってもあまり注目されていないようです。
そして最も意外な存在だったのが、住宅地として知られるアンモキオ地区に置かれた公式像です。ここにはペアのマーライオン像が設置されており、その見た目から“双子のマーライオン”とも呼べる存在です。
周囲は高層の公営住宅が立ち並ぶ典型的なニュータウンで、観光地らしい雰囲気はほとんどありません。実際、筆者が訪れた際も周辺に観光客の姿は見当たらず、買い物帰りの住民や通勤途中の人々が行き交うだけでした。
この双子のマーライオンは地区の住民組織が「シンガポールらしい象徴を」という要望から1999年頃に設置されたものなのですが、マーライオンの意匠権や商標権を管理するシンガポール政府観光局との事前承認手続きが終わる前に設置されたため、一時期は「公式認定を受けていないので撤去されるのでは?」という騒動もあったそうです。





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