中央道から「日本海」を短絡! 高原の新バイパス“信濃大町”も事業化へ 松本糸魚川連絡道路

長野県の大町建設事務所が、長野県松本市と新潟県糸魚川市を結ぶ「松本糸魚川連絡道路」の一部を担うバイパスルートに関する説明会を実施しました。

「松糸道路」新設バイパスの事業化へ一歩

 長野県の大町建設事務所は2026年6月14日、長野県松本市と新潟県糸魚川市を結ぶ「松本糸魚川連絡道路」の一部を担うバイパスルートに関する説明会を実施しました。

Large 20260618 01

拡大画像

「松糸道路」の一部を担う大町市街地区間ルート帯のイメージ(大町建設事務所 公式youtubeより)

「松糸道路」と略される同路線は、松本市から新潟県糸魚川市に至る約100km(長野県側が約80km、新潟県側が約20km)の地域高規格道路として計画されています。

 ルートはJR大糸線(松本-糸魚川)に並行しており、既存の長野道・上信越道と比べ、中央道と日本海とを短絡する線形。長野県南部の中央道から新東名に至る三遠南信道と組み合わせ、将来的には日本の中央構造線沿いに、太平洋と日本海を結ぶ南北ルートを構築します。

 安曇野市内は中央道から分岐する区間として自動車専用の「安曇野道路」(約4km)として2022年に事業化しています。そこから、さらに北の大町市までのあいだは現道を活用する区間(改良部を含む)、大町市街では新規のバイパスを整備する計画です。

 この区間は、道路を通すルート帯として3案が検討されてきましたが、市街地の利便性を重視した「Cルート帯」が2025年12月に選定されています。Cルート帯の延長は約8.6km。高瀬川の西側を国道147号と直交しながら進み、大糸線の線路を越えて高瀬川を渡り、木崎湖のすぐそばで国道148号へつながる線形となっています。

 大町建設事務所は、これまでの意見募集や議論を踏まえ、地域住民に対して「個別の相談などに対応するため、都市計画の原案作成の準備に入りたい」と説明しています。今後は原案を制作して市民から意見を募ったうえで、都市計画道路として新規事業化を目指す見通しです。

 また、新潟県側もルート帯はおおむね決定しており、北陸道に接続する5kmのバイパスのうち、1.3kmは県道のバイパスとして先行供用されています。県境に近い小谷村では、国道148号「雨中バイパス」2.0kmが2025年11月に開通を迎えました。同じく国道148号のバイパスで、松糸道路の一部である「小谷道路」も開通となっています。

【壮大な計画!】日本海短絡ルート「松糸道路」の概要(写真・地図で見る)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  2. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  3. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  4. 東京のベッドタウンにできた「道の駅」ウワサ通りの大盛況! 海ないのに「海産物がうまい!」…それこそが人気の秘訣?
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  3. ロシア海軍のステルス艦が「大炎上」 ウクライナの攻撃で撃破される瞬間を捉えた映像が公開
  4. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  5. 空母化進む「最大の護衛艦」がフェリーと並んだ! 大きさの違いが際立つショットを海自が公開