中央道から「日本海」を短絡! 高原の新バイパス“信濃大町”も事業化へ 松本糸魚川連絡道路
長野県の大町建設事務所が、長野県松本市と新潟県糸魚川市を結ぶ「松本糸魚川連絡道路」の一部を担うバイパスルートに関する説明会を実施しました。
「松糸道路」新設バイパスの事業化へ一歩
長野県の大町建設事務所は2026年6月14日、長野県松本市と新潟県糸魚川市を結ぶ「松本糸魚川連絡道路」の一部を担うバイパスルートに関する説明会を実施しました。
「松糸道路」と略される同路線は、松本市から新潟県糸魚川市に至る約100km(長野県側が約80km、新潟県側が約20km)の地域高規格道路として計画されています。
ルートはJR大糸線(松本-糸魚川)に並行しており、既存の長野道・上信越道と比べ、中央道と日本海とを短絡する線形。長野県南部の中央道から新東名に至る三遠南信道と組み合わせ、将来的には日本の中央構造線沿いに、太平洋と日本海を結ぶ南北ルートを構築します。
安曇野市内は中央道から分岐する区間として自動車専用の「安曇野道路」(約4km)として2022年に事業化しています。そこから、さらに北の大町市までのあいだは現道を活用する区間(改良部を含む)、大町市街では新規のバイパスを整備する計画です。
この区間は、道路を通すルート帯として3案が検討されてきましたが、市街地の利便性を重視した「Cルート帯」が2025年12月に選定されています。Cルート帯の延長は約8.6km。高瀬川の西側を国道147号と直交しながら進み、大糸線の線路を越えて高瀬川を渡り、木崎湖のすぐそばで国道148号へつながる線形となっています。
大町建設事務所は、これまでの意見募集や議論を踏まえ、地域住民に対して「個別の相談などに対応するため、都市計画の原案作成の準備に入りたい」と説明しています。今後は原案を制作して市民から意見を募ったうえで、都市計画道路として新規事業化を目指す見通しです。
また、新潟県側もルート帯はおおむね決定しており、北陸道に接続する5kmのバイパスのうち、1.3kmは県道のバイパスとして先行供用されています。県境に近い小谷村では、国道148号「雨中バイパス」2.0kmが2025年11月に開通を迎えました。同じく国道148号のバイパスで、松糸道路の一部である「小谷道路」も開通となっています。




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