「5台買えた予算で3台しか買えない…」重機の価格高騰を救う「リビルド機」の実力とは? “第三の選択肢”となるか

建設用の重機は調達が難しい新品か、不安のある中古品を買うしかない状況が続いていました。そんな時に「古いものを大事に使う」やり方が生まれることになりました。

新品と中古の「いいとこ取り」! コベルコ建機が提案する第三の選択肢

 建設や土木といった現場仕事に欠かせない機材のひとつが、ブルドーザーやショベルカーのような「重機」です。いろいろな現場で活躍しているこれら重機ですが、時代が進むにつれて困難な状況に直面しています。

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リビルド機械となった一台を撮影、実際新品にしか見えない綺麗さ(乗りものニュース編集部撮影)。

 重機は自動車のように膨大な数が生産されるものではなく、そのうえ1台あたりの単価が高い製品も多いです。加えて新品の作業用重機の値段は年を経るごとに上がっており、以前は5台買えた予算で3台しか買えないというハナシはよくあります。この価格高騰は、なかでも事業者に重機を貸し出すリース業者が大きなダメージを受けており、重機をどうやって調達するかに日夜四苦八苦している状態です。

「自動車のように中古車はないの?」と思う人もいるでしょうが、この手の機器で中古品を買うのは、いわば“賭け”に近いほど分が悪いものです。新品ならば1万時間以上動かせる製品でも、中古購入後500時間動かしただけで壊れてしまうケースは往々にあるといいます。そこでコベルコ建機は、「リビルド機械」という中古品の再整備・保証サービスを開始しました。

 2026年6月17日(水)から20日(土)まで開催されている「CSPI 2026 国際建設・測量展」にて、同社がリビルドしたパワーショベルを展示していました。一見するとなんのトラブルもなさそうな新品ですが、整備前は凄まじい状態であったと担当者は語ります。

 機体の各部からオイル漏れが頻発し、目に見えない小さな亀裂が各所にあり、機体外部には腐食や大きな擦り傷が目立つ状態でした。エンジンも土ぼこりで汚れた状態でしたが、これを購入して再整備。徹底的な補修を行い、さらに機体が動く「保証」までつけて、同一製品の新品と比べ、3分の2相当の価格で提供します。加えて、この機体はメンテナンスが済めば“即納OK”という、納期の早さも特徴としています。

 つまり「快適だけれど値段が高く、到着に時間もかかる新品」「稼働に大きな不安が残る、格安の中古品」に続く第三の選択肢として、このリビルド機械が穴を埋める立場になります。前出の担当者いわく、特に新品を買うには体力の足りない事業者を中心に、一定の需要が見込めるビジネススタイルだといいます。

 こういった事業は今後、建機業界にも「良いものを長く使う」流れが定着していくきっかけになるのではないでしょうか。

【こんなに綺麗で、リフレッシュした中古品なの?】リビルド前と後の様子がわかる画像がこれだ(画像)

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