「秋田新幹線の並行国道」高規格化へ 鉄道とピタリ並行する豪雪地帯の難所に“12kmのバイパス”計画が次の局面へ
秋田県と岩手県盛岡市を結ぶ高規格道路「盛岡秋田道路」。その一部となる「(仮称)生保内卒田線」について、ついに都市計画決定の手続きが始まります。
秋田~岩手の「新たな横軸」進展へ
秋田県と仙北市、秋田河川国道事務所は2026年6月24日、「(仮称)生保内(おぼない)卒田線」の都市計画決定手続きに着手すると発表しました。
この路線は、岩手県盛岡市から秋田県大仙市の秋田道までを結ぶ、高規格道路「盛岡秋田道路」の一部をなすものです。既存の国道46号のバイパスとなるもので、JR田沢湖線・秋田新幹線と並行します。
全体での計画延長は約80kmとなっていますが、これまでに事業化された区間はごく一部。角館町の「角館バイパス」(約6km)が2013年に開通して以降、整備計画が長いあいだ停滞していました。しかし秋田県などは今回、角館バイパスより東側に当たる「生保内~卒田」間で都市計画決定の手続きに着手。事業が新しい段階へと進展します。
この生保内~卒田の区間は、角館と田沢湖の間の山岳区間を抜ける約12km。JR田沢湖線で言えば、神代~刺巻~田沢湖間に相当します。現道の国道46号はクネクネとカーブや勾配が続き、路肩も狭く古い道路であるとともに、豪雪地帯であるため秋田新幹線もしばしば雪による運行障害が発生します。盛岡~秋田を抜けるうえでの難所のひとつです。
なお、仙北市内では7月28日(火)と7月30日(木)に、計画原案に関する説明会が開催される予定です。一般的に、都市計画決定の手続きは環境アセスメントと歩調を合わせながら行われるもので、その後は順次「事業化」、つまり国の予算が割り当てられる段階へと進んでいきます。





コメント