果てしなく続く平野に「やたら街から遠い空港」いったいナゼ? 海外もいける“日本最大の農業地帯”空港のポテンシャル

空港から出れば、だたっ広い農業地帯、しかし街まではやたらと遠い――そんな立地ですが、便が充実し、国際線も就航しているという空港があります。

国際線あります!

 とかち帯広空港は、1Fにチェックインカウンターと到着口、到着ロビー、2Fに出発ロビーと保安検査場、土産物店や飲食店という、地方空港でよく見られる構造となっています。

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「とかち帯広空港」は1981年に「新帯広空港」として開業。同年に「帯広空港」と空港名を変更、2001年に現在の愛称「とかち」が付け加えられた(植村祐介撮影)

 ただ1Fの到着口は左右ふたつに分かれています。じつは向かって左手の「到着口1」は、国際線の到着口です。

 とかち帯広空港には、2025年5月から韓国のLCC「エアロK」が乗り入れています。かつてチャーター便だったもの定期便化した韓国・清州空港便が、同年は週6便(月・水・金の3往復)、発着していました。また2025年の冬ダイヤでは、同じエアロKの韓国・仁川空港便も運航されました。

 2026年については、清州空港便が3月29日(日)から10月21日(水)まで、週4便(日・水の2往復)の運航を予定していましたが、燃料価格高騰などにより4月15日(水)でいったん運休となり、再開は7月15日(水)となります。

 ただ集客については苦戦しているようで、就航期間は当初予定を早め、8月30日(日)までとなっています。

 2Fの保安検査場はAとBの2か所で、通常はどちらも国内線に使われますが、国際線の出発時間にはAが国際線専用となり、出発フロア北側の「国際線搭乗待合室」までの動線が確保されます。

 なお多くの地方空港では、3Fにオープンエアの展望デッキが用意されていますが、冬はマイナス20度以下まで冷え込むことも珍しくない十勝の厳しい気候のためか、とかち帯広空港ではインドアの「展望ホール」となっています。

 滑走路との一体感はやや薄れるものの、寒く凍てつく冬季でも、飛行機をじっくり眺めることができるのは大きなメリットでしょう。さらに夜間は館内の照明を一段落とすことで、滑走路の誘導灯に浮かび上がる飛行機の姿をよりはっきりと楽しめるよう、配慮されています。

 ちなみに、8月2日(日)から8月31日(月)までの期間は、JALが中部国際空港とを結ぶ便を週8便(月・水・金・日の4往復)運航し、中京圏からのアクセスが格段に良くなります。からっと晴れわたっても湿度が低くて過ごしやすい十勝の夏を味わいに、足を運んでみてはいかがでしょうか。

【確かに遠い!】これが「帯広空港」の全貌です(地図/写真)

Writer:

1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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