「主要道路はこれ1本」バスも路面電車も全集中する市街地に「トンネルのバイパス」建設へ 将来は「第二の長崎道」
長崎市で「長崎南北幹線道路(茂里町-滑石工区)」の事業が進められています。どのような道路なのでしょうか。
「お買い物に便利」になった隣町
背景には国道206号を北上した先、時津町内の渋滞の深刻さも指摘されています。大村湾に面した時津町は、国道206号沿いや埋立地などに大規模な商業施設が多数できました。
しかし、長崎市から時津町、長与町、西海市、佐世保方面へ向かう主要ルートはほぼ国道206号一択という状況なうえ、前出した高速道路からの横軸も多くが国道206号につながっているため、通勤も買い物も物流も、1本の道路に集中します。
この結果、長崎市と時津町のあいだの国道206号は交通量が1日4万台を超え、人口約3万人の時津町がボトルネックになっているのです。国道206号から交通を逃がすのではなく、「206号そのものを回避するバイパス」が、長崎南北幹線道路~西彼杵道路の構想です。
長崎市によると、同市は「全国の県庁所在都市の中で数少ないシングルネットワーク(自動車専用道路が1本しかない)都市」だといいます。すなわち長崎道のことで、これが寸断されれば災害時に救助・支援活動に支障をきたすため、長崎南北幹線道路~西彼杵道路のルートでダブルネットワーク化することによる防災面のメリットも強調しています。
同ルートの本丸となる長崎時津縦貫線は、茂里町以北で「長崎平和公園」の西地区にあたる陸上競技場、市民総合プールなどの「再配置」を伴うほか、多くの家屋移転も必要となります。これに対し県と長崎市が用地取得で協定を締結。県は2036年度の開通を目指しています。





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