「日本三大車窓クルーズトレイン」を体験 「姨捨2回」その実力とは? しなの鉄道「ろくもん」(写真27枚)
しなの鉄道の観光列車「ろくもん」によるクルーズトレイン。そのルートのひとつ、料理と「日本三大車窓」姨捨駅を楽しめるコースに参加しました。このルートでは、姨捨駅に2回立ち寄りますが、そこには大きな意味がありました。
「姨捨」をめぐるクルーズトレインの旅を手軽に
しなの鉄道(長野県上田市)が2014年から運行している観光列車「ろくもん」。火、水、金、土休日に軽井沢~長野間を走るのがおもな運行形態ですが、2016年より、この列車で北信地域を回遊する「クルーズトレイン」が、月1回から2回ほど運行されています。
2016年の「クルーズトレイン」は、行程に宿泊が組み込まれたものでしたが、2017年4月からコースを一新。選べる5プランが設定され、すべて日帰りになりました。
2017年5月、そのプランのひとつである「日本三大車窓」を楽しむコースの試乗会に参加。しなの鉄道の観光列車「ろくもん」のクルーズトレイン、いったいどんな旅を体験させてくれるのか、リポートします。
近年、飛躍的に知名度が高まった「姨捨」
「ろくもん」のクルーズトレインが訪れる「日本三大車窓」は、JR篠ノ井線の姨捨駅(長野県千曲市)付近。眼下に善光寺平(長野盆地)の大パノラマを楽しめることから、古くより「三大」のひとつに数えられています。
この「ろくもん」クルーズトレイン姨捨ルートは、上田駅(長野県上田市)からしなの鉄道線を走ってJR篠ノ井線へ入ったのち、姨捨駅を経て聖高原駅(長野県麻績村)へ、そこで折り返し再び姨捨駅へ立ち寄ったのち、長野駅を経て豊野駅(長野市)まで走るという、4時間弱の行程。姨捨駅に18時台と19時台の2回停車することで、「日本三大車窓」の夕景と夜景の両方を楽しめるのが大きな特徴です。
「姨捨駅周辺から眺める善光寺平の夜景は、『日本三大車窓』のひとつとして国鉄時代から知られていますが、姨捨駅がJR東日本のクルーズトレイン『TRAIN SUITE 四季島(トランスイートしきしま)』の立ち寄り駅となったことで、飛躍的に知名度と価値が高まりました。その、姨捨をめぐるクルーズトレインの旅を手軽に、かつ日帰りで楽しめます」と、しなの鉄道の玉木 淳社長は話します。
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