二足歩行「支援」ロボ? トヨタの「ロボット」がヒト型でもネコ型でもないワケ

トヨタが開発した最新ロボットは、二足歩行を「支援」するといいます。そうしたリハビリ用の「ロボット」がなぜ誕生したのか、原点は同社の歴史のなかにありました。

クルマメーカーのロボット作り、トヨタの場合

 トヨタは1980年代に産業用ロボットを導入しており、2005(平成17)年に愛知県長久手市で開催された「愛・地球博」においては、同社のロボットがパフォーマンスする姿も披露されています。また現在のロボット作りへつながるコンセプトなども2000年代半ばには公表していました。

 同社は2007(平成19)年末から、藤田保健衛生大学(愛知県豊明市)と共同でリハビリテーション支援ロボットの開発を進めており、2011(平成23)年から医療現場での実証実験を実施。2014年からは全国23の医療機関で、歩行練習アシストロボットの臨床的研究を開始しました。こうした経緯が、今回の「ウェルウォーク WW-1000」へとつながります。

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「ウェルウォーク WW-1000」実証の様子(画像:トヨタ)。

「トヨタは『すべてのヒトに移動の自由を、そして自らできる喜びを』のビジョンのもと、特に日本において重要な課題である少子高齢化問題に対応するため、ヒトの活動をサポートするパートナーロボットの開発を、『シニアライフの支援』『医療の支援』『自立した生活の支援』『介護の支援』の4分野として進めています」(トヨタ)

 具体的にどのような技術がロボット作りに応用されているのか、という点について同社は、「産業ロボット分野では、モーターの小型軽量化技術やロボットアームの位置を精密に制御する技術などを、自動車技術では、たとえば車両姿勢を安定化させるための制御技術や各センサーの小型化、高精度化技術などを応用しています」と説明します。

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トヨタの工場で使用されているロボットアーム(画像:トヨタ)。

 以上のように、トヨタのロボット作りの原点は、クルマ作りに導入した産業用ロボットにあるといいますが、ではこの「産業用ロボット作り」は、どこに原点があるのでしょうか。

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