20トンの車体がつり上がる! 東京メトロ、近隣住民限定で「深川車両基地」10年ぶり公開(写真35枚)

東京メトロが、東西線の車両基地である深川車両基地を10年ぶりに公開。近隣の住民300人が車両保守の現場を見学しました。同社初という「近隣住民限定」での車両基地見学会、背景にはある思いと、基地公開についての課題がありました。

「車体洗浄機」に子どもたち大興奮

 深川車両基地はおもに、日常的な点検を行う「整備場エリア」、電車を留め置く「留置線エリア」、そして自動車でいう車検にあたる大がかりな検査を行う「工場エリア」の3エリアに分かれています。

 整備場の建屋(ピット)は、2017年5月に新設されたばかりで、作業効率アップのため東京メトロ初の冷暖房付きピットになっています。ここでは、毎日の出庫前に行う「出庫点検」や、10日以内にいちどの「列車検査」、3か月以内にいちどの「月検査」が行われています。

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2017年5月に新設されたばかりの整備場ピット。
05系の床下機器。
電車が車体洗浄機を通過中。

 電車に乗り込んで、自動車の自動洗車機にあたる、車体洗浄機を通過する体験も。「ゴオー」と高圧の水が噴き出すブラシを通過する際には歓声が上がりました。編成の端まで洗浄機を通過すると、こんどは反対方向に進み、もういちど洗浄機を通過。子どもたちは一斉に運転台の後ろに集まり、その様子を楽しんでいました。

「ワンハンドルマスコン」の運転台で操作体験

 留置線エリアでは、05系および15000系電車に乗り込み、運転台で機器類の操作体験が行われました。

 2010(平成22)年にデビューした新しいタイプの車両である15000系の車内では、「電車ってアクセルとブレーキのレバーがあると思っていたのに、レバーが1本しかないんですね」「はい、05系ではレバーが2本なのですが、15000系は『ワンハンドルマスコン』と呼ばれるタイプで、1本のレバーでどちらも操作します」と、保護者がインストラクターから説明を受けていました。

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留置線の長さは400m以上あり、10両編成2本を1線に収容できる。
15000系電車の運転台でポーズ。
15000系の運転台はワンハンドルマスコン。

 そのとき突然、「ファーン!」と大音響が。運転台に立っていた女の子が、足元の警笛を鳴らすペダルを踏んでしまったようです。「びっくりしたねー!」と、車内は笑いに包まれました。

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