四万十自動車学校の「落ちてはいけない路上教習」、実施しなくなった理由とは?

沈下橋での路上教習、その実際のところは?

 路上教習で沈下橋を通過していた当時の様子を、引き続き四万十自動車学校に聞きました。

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四万十川にかかる沈下橋(2014年1月、恵 知仁撮影)。

――そもそも、なぜ沈下橋で路上教習を実施していたのでしょうか?

 四万十市には沈下橋が何本もあり、生活の一部であったため、生徒さんの希望で教習していたということです。

――写真で拝見した限りですが、仮免ではハードルが高くないでしょうか? 脱輪などはなかったのでしょうか?

 脱輪はありませんでしたし、生徒さんも怖がるということはなかったです。場合によっては指導員(教官)が運転を代わることもありましたし、また沈下橋にはすれ違いができるよう、少し幅が広くなった場所も設けられており、中型のマイクロバスが通ることもあります。インターネットで話題になった写真のことはこちらでも存じておりますが、いつ、どのように撮られたものかまでは把握していないため、明確なことはなにも申し上げられません。

――指導員は怖くないのでしょうか?

 指導員は全員地元出身者ですし、それに指導員が怖がっていては教習になりませんから(笑)。

※ ※ ※

 四万十市を管轄する中村警察署によると、過去1年間(2016年7月から2017年6月末)に管内の沈下橋で発生したクルマの転落事故は、2017年3月に発生した1件のみとのこと。このときのドライバーは県外の人で、事故後、クルマからは自力で脱出したそうです。

【了】

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コメント

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6件のコメント

  1. 教習か。。。
    試験だったらマジ怖いかも。

  2. 都心部をMTで教習を受けた人なら経験が有ると思うのですが、夕方等のラッシュ時間帯に教習を設定すると、ひたすら坂道発進の繰り返しになります。
    さらに路線バスにすら車間距離を詰められるので、ミスする事は許されません。
    他にも高速教習でIC入場して400m先で右側退出のJCTを利用したり、右側合流を行いましたし、
    側道進入から300m先の信号までに3車線のバイパスを越えて右折レーンを目指すのも有りました。

    鍛えるのなら都心部の細い路地が多い地域の教習所が最適かと思います。

    • すみません。地図アプリで調べたらバイパスを越える所の交差点は70mでした。
      ちなみに、私が教習を受けた所は横浜です。

  3. 一通だけど相模川にもこんなんあったよ水嵩増すと消えるから潜り橋とか言われててね、よく車やバイクが落ちてたよ、ただスレ違いじゃなくて真下を流れる川の流れで錯覚起こして落ちるパターン!これ本当、何故なら俺らが落ちたから、神奈川に字は分からんがザカイ橋と言う今は立派な橋も掛け代え前はスレ違いはできない橋で途中に待避所、こいつが渋滞の原因で末期は信号が付いたらしいね、

    • 座架依橋ですね。
      三田の方へ抜けられるようになったのに渋滞の激しさは相変わらずです。
      潜り橋は小田急の鉄橋からも見えました。
      子供心に“なんじゃあれは!?”と思ったものです。

    • 知ってる人がいてよかったよ!しかし何で立派な橋が二つ並んでるかね?それに潜り橋の代替えは暫し半分かかったとこで工事中止してた記憶があるんだよな?仕事で相模川渡るに他が混むからよく通ってた、