伊豆観光列車「ザ ロイヤルエクスプレス」登場 その特徴は? 「ほんとに車内?」多数(写真67枚)

新たな観光列車「ザ ロイヤルエクスプレス」が登場。東急と伊豆急が投入する関東初の「水戸岡デザイン」列車、どんな特徴を持っているのでしょうか。車内で生演奏、1両丸々キッチン、工夫された親子席、展望車など、その特徴を徹底解説します。

「これ、本当に列車のなか?」 そんな気持ちになる設備とサービス

「ザ ロイヤルエクスプレス」には、列車のなかにいることを忘れてしまいそうな設備、サービスもあります。

走る電車のなかで生演奏、そして舌鼓!

 車内での音楽演出も「ザ ロイヤルエクスプレス」の特徴。5号車と6号車にはピアノが設置されており、生演奏を聴きながら食事できます。

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5号車に設置されているピアノ。
車内ではバイオリン演奏も。写真で弾くのは大迫淳英さん。
6号車の「にぎり寿司コーナー」(手前のカウンター)。

 この「ザ ロイヤルエクスプレス」のテーマ曲も、バイオリニストで「旅と音楽」をテーマに活動している音旅演出家の大迫淳英さんによって制作されました。

 ピアノがある5号車と6号車では、「プラチナクラス」利用者が食事を楽しむことが可能。天井のステンドグラスが印象的な6号車には、「にぎり寿司コーナー」も用意されています。

結婚式も可能! マルチな3号車

 3号車は「マルチカー」で、必要に応じて椅子やパーティションなどを設置。展覧会や会議、会食、商談、ミニコンサート、そして結婚式など、さまざまな活用ができるといいます。

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必要に応じて椅子やテーブルを設置できる3号車「マルチカー」。
ひとつだけ黒い「R」はスピーカーを兼ねている。
テーブルは床と接続できる安全構造。

 今後、この車両を活用して「ザ ロイヤルエクスプレス」の楽しさをさらに広げる試みも行われるかもしれません。ちなみにこの車両では、電気鋳造の技術を使ったパネルを世界で初めて天井に配しているそうです。

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コメント

9件のコメント

  1. まあ・・・水戸岡デザインなら何でもありだが、車両の要検とか全検とか車両故障時にどうするのかが疑問。内装解体に手間がかかっても問題だし。

  2. 新幹線300系が整備性の問題を抱えてたと聞いたことあるんだけど?トラックを改造したキャンピングカーや競走馬輸送のトラックベースも大変でさ、この豪華列車もデザイン優先の整備泣かせの感じがします、

  3. あ~あ、また随分と敷居が高くなってしまったな。

    麗しのアルファ・リゾートはもう帰ってこない。

    • こんなことならもっとしっかりアルファ・リゾートに乗車、編成美を目に焼き付けておくんだった。後悔しても遅いか。

  4. 海沿いに木質感は必要か?

    そして、リニューアル相鉄9000形のような外観。マンネリ化極まれり。

    まあ、横浜〜西横浜で両車の並走は見たいけど。

  5. サンダルはご遠慮ください。は支持!!

    客として意識してるのは鉄ではないんだろう。

    と言うか、鉄は拒絶だろうな。

  6. カネ持ってる人に使ってもらわないといけないし、そういう層が喜びそうなデザインにするのは当然だわね。

  7. 昨日今日と横浜で2回観たわー

    アメリカ式のスマートさがもてはやされる今の日本で、めずらしくゴテゴテなイギリス式のおもてなしか。

    まぁ、豪華さが好きな人にはいいと思う。

  8. 「ゴールドクラス」はグリーン車(2等車)、「プラチナクラス」はプレミアムグリーン車(1.5等車)かグランクラス(1等車)に相当しているのかな。