渋滞情報横の「赤い三角」、何を意味する? 高速道路の道路情報板が伝えるメッセージとは
高速道路には、行く先の渋滞状況や所要時間を伝える電光式の道路情報板がありますが、この情報に時折、三角形のマークが表示されることがあります。このマークは何を表しているのでしょうか。
マークを「経路選択に役立てて」
高速道路の随所に設置された電光式の道路情報板では、たとえば「横浜町田-厚木 渋滞8km」といったように、そこから先や周辺の渋滞情報などが表示されます。
一部の高速道路では、渋滞の文字情報に加えて、三角形のマークが現れることがあります。この表示を実施しているNEXCO中日本に、三角マークの意図を聞きました。
――道路情報板に表示される三角形のマークは、どのような意味があるのでしょうか?
渋滞が増加傾向にあることを示すもので、右上がりの赤い三角形を表示しています。常に表示しているわけではなく、縮小傾向にある場合は何も表示しません。
――この表示はいつから、どの区間で行っているのでしょうか?
東名高速の東京IC~豊川IC間、新東名高速の御殿場JCT~浜松いなさJCT~三ケ日JCT間にある道路情報板で行っています。2012(平成24)年に新東名高速の同区間が開通した際、東名、新東名の経路選択が可能になったことから、その判断に役立てていただくために始めました。
――マークが表示される道路情報板は、ほかと比べて新型であったり、特殊なシステムを使っていたりするのでしょうか?
いえ、特に新型というわけではありません。文字による渋滞情報と同様に、高速道路に設置されているトラフィックカウンター(クルマの台数や速度を数える装置)の情報をもとに表示しています。
縮小傾向にある場合は何も表示しません
ん?右下がりの緑の三角があって、それが縮小傾向の表示がある。
赤三角が出ていたら、サービスエリア等で休むと渋滞に突っ込んだときと所要時間はほぼ同じ。
緑三角が出ていたら、そのまま走る。結果渋滞が解消されていることがある。