元西武の電気機関車、10月に営業運転デビュー 初日は特別ツアー開催 大井川鐵道

7年前に大井川鐵道に入線

 E31形は1986(昭和61)年から1987(昭和62)年にかけて製造。西武鉄道では保線用工事列車や貨物列車の牽引(けんいん)車両として使われました。4両のうちE32、E33、E34の3両は2010(平成22)年9月、大井川鐵道に譲渡され、これまで展示用や構内入れ換え作業用車両などに使用。今年に入り営業運転に向けて整備が行われてきました。

 大井川本線の電気機関車は、1949(昭和24)年製造のE10形(E101、E102)と、1956(昭和31)年のED500形(いぶき501)が在籍していますが、いずれも老朽化が進行しています。今回、E31形3両を営業運転に順次加えることで、従来からある電気機関車3両への負担軽減を図る目的があります。

 大井川鐵道は「『乗り鉄』さんはもちろん『撮り鉄』さんや復路では展望客車からE34の力強いモーター音も聞けますので『音鉄』さんも楽しめます」としています。

【了】

この記事の画像をもっと見る(2枚)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

3件のコメント

  1. 塗装は下地含めてしっかりと再塗装されたようですね。あとはどのくらい持つか。特に予備部品が問題。

    • いずれはブラウンの単色にするんだろう。
      補機が目立っちゃぶち壊しだからね。

      しかし、意外に新しい機関車なんだな。
      是非、古参の“大先輩”を助けてやって欲しい。
      今や古参組はSLに負けないほど貴重だ。
      SLに次ぐメインコンテンツなのだ。
      彼らが細々とながら可能な限り永く活躍し続けることが出来るようにするためにも是非。

  2. 14系牽引する分にはそのままの色でも問題は少ない(E851形引退記念運転のイメージがダブるため)が。