高速道路も「廃道」になる? 全国的にレアケース、旧道や跡地はどうなるのか

新しい道路の開通などにより、古い道路が「廃道」になることがあります。一般道では珍しくはないかもしれませんが、じつは高速道路でも、そのような区間が存在します。どのような経緯で使われなくなったのでしょうか。

中央道には約1kmにわたり「廃道」が

 高速道路は必ずしも、開通時から完成形というわけではありません。「暫定2車線」として開通したり、交通量の増加に応じて拡幅されたりと、開通後も改良が重ねられています。

 拡幅にあたってはたいていの場合、もとの道路が活かされます。たとえば中央道の上野原IC~大月IC間には、下り線が右ルートと左ルートに分かれる箇所がありますが、この右ルートはかつての上り線で、現在の上り線は新たにつくられたものです。こうすることで、上下2車線ずつから、下り4車線(右ルート、左ルートで各2車線)、上り3車線の計7車線になりました。NEXCO中日本は「既存のトンネルを拡げることが難しいため、このような手法が採られた」と説明します。

 ところが、この区間からおよそ3km上野原IC側、談合坂SA(山梨県上野原市)の付近には、約1kmにわたって高速道路として使われなくなった旧道があります。しかも一部は完全に廃道です。

 一般道では、新しい道ができて、もともとの道が廃道になることは少なくありませんが、高速道路でこうした例はほとんど聞きません。NEXCO中日本に話を聞きました。

170913 chuodo 011
中央道・上野原IC~大月IC間。上り線側に旧道が並行している(国土地理院の空中写真を加工)。

――談合坂SA付近の旧道は、いつから使われなくなったものなのでしょうか?

 2001(平成13)年3月からです。この区間では片側3車線化にともない新しい本線をつくり、そちらに付け替えています。

この記事の画像をもっと見る(3枚)

画像ギャラリー

  • Thumbnail 170913 chuodo 03
  • Thumbnail 170913 chuodo 011
  • Thumbnail 170913 chuodo 02

関連記事

最新記事

コメント

3件のコメント

  1. 新しくSA造られた場合、流入路が変更されることも
    その場合、旧道路は廃路となる又は壊されるんですよね。
    富士川SAは、以前上下線一つ(浜名湖SAと同様)のタイプでしたね。

  2. 上りを売却下り道路を資材置場にね、あー残しとけばよかった!なんて事になるぞ

  3. こういう言い方をすると語弊があるかもしれないが、江戸時代ぐらいから、ことによっては平安時代ぐらいから大事に使われていた古道が廃道になるのとは全く違うわ。確かに廃道なので「廃道」という言葉を安易に使うなとまでは言わないが、なんだかなー。