白いガードレールはNG? 国交省の「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」とは

国土交通省は2017年10月11日、「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」を発表しました。防護柵(ガードレール)や照明、標識柱などの色として4色が規定されましたが、そのなかに「白」は入っていません。どうなるのでしょうか。

山口県名物「夏みかん色のガードレール」はどうなる?

――ガイドラインはどれほど効力を持つものなのでしょうか?

 道路附属物の新設や改築において必ず参考にすべきものというわけではありません。道路管理者によっても考え方は異なりますし、好き嫌いも出るでしょう。しかしながら、国が定める各種構造物の仕様書にガイドラインの存在を盛り込んだり、各都道府県の道路管理担当者やメーカーを対象に、ガイドライン策定に関わった有識者とともに勉強会を開催したりと、ガイドラインの活用をうながしたい考えです。

※ ※ ※

 国土交通省の担当者はこのガイドラインについて、「道路附属物を構築する周辺の状況に応じて、適宜参考にしてほしいもの」と話します。

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国土交通省の報道発表資料で示されている「景観的な影響の大きい道路附属物等の事例」(画像:国土交通省)。
国土交通省の報道発表資料で示されている「景観に配慮した道路附属物等の事例」(画像:国土交通省)。
山口県の道路で見られる黄色いガードレール(画像:photolibrary)。

 実際、道路附属物の色などの基準は都道府県によって異なります。たとえば山口県では、県管理の道路の大半で「特産の夏ミカンにちなむ」(山口県道路整備課)という黄色い防護柵が設置されています。国交省のガイドラインからすればかなり目立つ色ですが、見直されることはあるのでしょうか。

 山口県道路整備課の担当者に話を聞いたところ、「国土交通省のガイドラインに従った『茶色』であるかどうかは不明」としつつも「城下町である萩市など景観条例が敷かれている街では、それに配慮した茶色の防護柵が設置されています」といいます。景観への配慮が求められる道路で、ガイドラインに示されたような暗い色の附属物が採用されることはあるようです。ただ山口県では、萩市のような景観条例が敷かれていない場所、たとえば海や山を背景とした場所でも、基本的には黄色い防護柵を踏襲していく予定だといいます。

 なお、国土交通省が今回策定したガイドラインでは、「その他の道路附属物等」として遮音壁、落下物防止柵、防雪柵、ベンチ、バス停上屋、視線誘導標、舗装・路面への表示などについても、景観上の配慮事項などが規定されています。

【了】

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【トリビア】なぜその色? 乗りものの色、どんな意味がある?

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コメント

3件のコメント

  1. 防護柵なんて目立ってはなんぼではないのか?

    景観に配慮したら風景に溶け込んで危ないだろうに。

    お役所の発想は相変わらずどこかずれてるな。

  2. 同感ですね。

    景観に配慮するぐらいだったら最初から道路なんか作るなっ!(笑)

  3. 遅れて同じく。

    しかもタチ悪い事に、この景観対応のグレーやベージュって、基本の白色より割高なんだよね。標識なんか大量発注するから、その差額でもう数十本白色標識が買える。地方の役所の人も本音ではやりたくないみたいだが、国交省に逆らうと補助金貰えなくなるので、渋々らしい。

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