【試乗】ホンダ「ステップワゴンSPADA」 大幅改良でどう変わった?(写真30枚)

ホンダ「ステップワゴン」が2017年9月、ビッグマイナーチェンジし発売されました。なかでも「SPADA」は外観を変え、ハイブリッドモデルも登場。どのように仕上がっているのでしょうか。

エンジンが主役の「スポーツハイブリッド」、実際どう働く?

 前置きが長くなりましたが、マイナーチェンジを受け新しく追加された「ステップワゴン ハイブリッド」の乗り味をチェックしてみたいと思います。今回試したモデルは、「SPADA」の17インチホイールを装着した「Cool Spiritスピリット」1.5リッター VTECターボ(150ps)と、標準16インチの「HYBRID G・EX」です。ちなみに先進安全機能である「Honda SENSING」(ホンダ センシング)は、今回から全タイプに標準装備となっています。

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上が1.5L VTECターボエンジンを搭載する「Cool Spirit」の、その下は「HYBRID G・EX」の、それぞれのエンジンルーム(2017年10月11日、奥村純一撮影)。

 ハイブリッドモデルに搭載されるのは、2リッターのiーVTECエンジン(145ps/175Nm)。これに発電用と駆動用ふたつのモーター(184ps/315Nm)を組み合わせることで、215ps/315Nmのシステム出力を発揮します。ちなみに気になる燃費はJC08モードで25.0km/L、国際的な走行規格であるWLTCモードでは20.0km/L。ガソリン車換算で3.5Lクラスの動力性能を持ちながらも、高い燃費性能を発揮するハイブリッドとホンダはアピールしていました。

 実際これを走らせた印象は、ガソリンモデルよりも上質なアドバンテージを感じることができました。

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「ステップワゴンSPADA」のハイブリッドモデルが搭載する、2.0L DOHC i-VTECエンジンとIPU(インテリジェントパワーユニット)(2017年10月11日、奥村純一撮影)。

 ハイブリッド車は純粋な電気自動車ほどモーターパワーがなく、またホンダは特にエンジンが主役である「スポーツハイブリッド」という考え方だけに、「ステップワゴン」は電気自動車のようにスタートから加速まで一貫した静かな走行はできません。最初はEV走行で走らせても、アクセル開度が大きくなると、すぐにエンジンの活動が支配的になってしまいます。

 しかしこのハイブリッドモデルにはエンジンルームからのノイズを遮断する吸音材が張り込まれ、フロントガラスの遮音性を高めるなど入念な防音処理が施されているため、たとえエンジンが回っていても車内は非常に静かです。また自然吸気の2リッターエンジンは回転上昇感がスムーズなため、そのサウンドに気持ちよささえ感じます。

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コメント

5件のコメント

  1. この山田弘樹、もっとi-MMDの構造勉強してレポートして欲しい。

    トンチンカンな事書いてると、誰からも信用されなくなる思う。

  2. このジャーナリストを名乗る人物はこの車の事を何にも知らず、自分の思い込みだけで記事を書いているのですね。また、ここの編集部の人はこんな記事をそのまま載せてしまうなんてふし穴もいいところですね。ガッカリです。

  3. ステップワゴンハイブリッドの3番目の記載事項がi-MMDではなくてi-DCDのシステムになっています。

    間違った情報なのでしっかり勉強してほしい。

  4. 現行RP3前期型 Cool Spirit乗りです。

    ライターの記述間違いは置いておいて、

    元々、現行ステップワゴンの商品力は高かったのですが、

    ハイブリッドモデルがラインアップされていなかったのと、スタイリングが良くない、

    価格が少々お高めだった為市場から敬遠されておりました。

    1.5 Lターボは街乗りで必要十分なパワー、リアエアコンON、多人数乗車だと

    燃費がやや劣るものの、エアコンOFF、少人数乗車であれば燃費はJC08数値超えもザラでした。

    サスもファミリーユースであれば、少々硬めかもしれませんが、自分は丁度いい硬さであり

    路面との追従もしなやかでした。

    今回、ハイブリッド追加により、Hybrid G-EX(RP6)に乗り換える事にしましたが

    世間が悪評するほど悪い車ではなかったですよ。

  5. 「[11月9日18時追記]一部表現を修正・追記いたしました。」

    とあるが、元々の記事がハイブリッドの構造が判って無くて書いて有るので、その一部だけ修正しても

    全然修正しきれていない。

    こんな恥ずかしい記事は早急に削除した方が、このジャーナリストの為だと思うけどね。