【試乗】ホンダ「ステップワゴンSPADA」 大幅改良でどう変わった?(写真30枚)

ホンダ「ステップワゴン」が2017年9月、ビッグマイナーチェンジし発売されました。なかでも「SPADA」は外観を変え、ハイブリッドモデルも登場。どのように仕上がっているのでしょうか。

「どう走らせたいか」で選べるラインナップに

 身のこなしについては、ガソリンモデルの方がさらにキビキビとしています。車体のロールが深まって荷重変動が安定すれば、ハイブリッドモデルもガソリンモデルと同じくピタリと安定したコーナリングができるのですが、床下にリチウムイオンバッテリー(IPU)を搭載し、100kg重たくなる影響からか、ハンドルの切り始めで少しだけロールスピードが早く感じられます。

 とはいえ、ハイブリッド化に応じてIPU(インテリジェントパワーユニット)を囲むようにクロスメンバーを配置し、フロントバルクヘッドやフロアフレームおよびサイドシルに断面補強を施し、フレームに溶接を増したというボディ自体に見劣りはなく、「Cool Spirit」と同じ17インチを履かせれば、これも解決できるのではないかと感じました。

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「わくわくゲート」は健在。
ディーラーオプションの「ハンズフリースライドドア」。

 結論づけるにハイブリッドモデルは、より上質な「ステップワゴン」に乗りたいユーザーに向けたモデルです。最も安価な1.5L VTECターボ「B」と比べて約85万円の差額は、燃費で取り返すのではなく上質感を得るためのものだと言えるでしょう。

 逆にガソリンモデルは、走りの軽快さと手に入れやすい価格をもって、これを道具的に、ガシガシ使うのがとてもホンダらしく、ステキな乗り方だと思います。

 もしハイブリッドモデルを買える予算があるなら、その間を取ってガソリンモデルで走りの「Cool Spirit」を選ぶのも手ですね。そう考えると、「ステップワゴン」のラインナップはとても充実したと感じます。

【了】

[11月9日18時追記]一部表現を修正・追記いたしました。

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Writer:

自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。レース活動の経験を活かし、モータージャーナリストとして執筆中。並行してスーパーGTなどのレースレポートや、ドライビングスクールでの講師も行う。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。

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コメント

5件のコメント

  1. この山田弘樹、もっとi-MMDの構造勉強してレポートして欲しい。

    トンチンカンな事書いてると、誰からも信用されなくなる思う。

  2. このジャーナリストを名乗る人物はこの車の事を何にも知らず、自分の思い込みだけで記事を書いているのですね。また、ここの編集部の人はこんな記事をそのまま載せてしまうなんてふし穴もいいところですね。ガッカリです。

  3. ステップワゴンハイブリッドの3番目の記載事項がi-MMDではなくてi-DCDのシステムになっています。

    間違った情報なのでしっかり勉強してほしい。

  4. 現行RP3前期型 Cool Spirit乗りです。

    ライターの記述間違いは置いておいて、

    元々、現行ステップワゴンの商品力は高かったのですが、

    ハイブリッドモデルがラインアップされていなかったのと、スタイリングが良くない、

    価格が少々お高めだった為市場から敬遠されておりました。

    1.5 Lターボは街乗りで必要十分なパワー、リアエアコンON、多人数乗車だと

    燃費がやや劣るものの、エアコンOFF、少人数乗車であれば燃費はJC08数値超えもザラでした。

    サスもファミリーユースであれば、少々硬めかもしれませんが、自分は丁度いい硬さであり

    路面との追従もしなやかでした。

    今回、ハイブリッド追加により、Hybrid G-EX(RP6)に乗り換える事にしましたが

    世間が悪評するほど悪い車ではなかったですよ。

  5. 「[11月9日18時追記]一部表現を修正・追記いたしました。」

    とあるが、元々の記事がハイブリッドの構造が判って無くて書いて有るので、その一部だけ修正しても

    全然修正しきれていない。

    こんな恥ずかしい記事は早急に削除した方が、このジャーナリストの為だと思うけどね。