EVシフト、トヨタの本音は? 「プリウス」から20年、本腰はいつ入れるのか

2017年11月末、トヨタがクルマの電動化技術に関するメディア向けの説明会を開きました。「東京モーターショー2017」が閉幕して約1か月、なぜ、いまこのタイミングでの開催なのでしょうか。

なぜいまこのタイミングで「説明会」?

 会場には、現物のモーターなどが用意され、説明員は実際の開発を行っているエンジニアです。20年かけて、いかに電動車両用のモーターなどが進化してきたのかが詳細に丁寧に説明されます。100年以上の歴史あるモーターでも、自動車用で過去に大量生産されたものはありませんでしたから、「プリウス」の登場以来、自動車用のモーターの進化は、非常に大きなものだったのです。

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初代と4代目のモーター比較。コイルが初期の丸線から平角線に。最高回転数は5600rpmから17000rpmへ(画像:トヨタ)。

 それは当然、パワーコントロールユニット(インバータ)やバッテリー関係も同様です。そのため、トヨタは自動車用に限って言えば、モーターなどの個々のエレクトリック系の専業メーカーにも負けない技術力を獲得していると言っていいでしょう。やはり技術は、ラボではなく製品として市場で販売されてこそ磨かれるもの。過去20年、1100万台の実績は伊達ではないということです。

 つまり、今回の説明会は、「トヨタが電動化車両の高い技術と実績を持っている」をアピールするものでした。

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初代から4代目までのバッテリーモジュールの変遷。バッテリーパックとしての体積は、初代から67%小型化しているという(画像:トヨタ)。

 では、なぜいまこのタイミングで、そのような説明会を開くのでしょうか。

「『プリウス』発売から20年の区切りなので」とトヨタの方は説明します。しかし、本音は違うのではないでしょうか。筆者(鈴木ケンイチ:モータージャーナリスト)の考えでは、ドイツ発の「EVシフト」に対する、トヨタの回答です。

 排気ガス不正からこちらドイツ自動車業界は、突然にEVへのシフトを鮮明にしました。「2020年代に量産EVを大量に投入する」「EV販売でナンバー1ブランドになる」などと声を大に主張します。

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コメント

1件のコメント

  1. こりゃ完全に焦ってるな

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