EVシフト、トヨタの本音は? 「プリウス」から20年、本腰はいつ入れるのか

2017年11月末、トヨタがクルマの電動化技術に関するメディア向けの説明会を開きました。「東京モーターショー2017」が閉幕して約1か月、なぜ、いまこのタイミングでの開催なのでしょうか。

初代「プリウス」から20年

 2017年11月下旬、トヨタがメディア向け説明会を開催しました。テーマは「トヨタの車両電動化技術」。1997(平成9)年に誕生した「プリウス」から20年かけて培ってきた、トヨタの電動化技術を説明するというものです。

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初代「プリウス」は1997年12月10日発売。ハイブリッドシステムを採用した世界初の量産車(画像:トヨタ)。

 電動化技術というのは、モーターをはじめ、それをコントロールするパワーコントロールユニット(インバータ)やバッテリー関係、モーターの力をタイヤに伝えるギヤトレーンも含みます。

「プリウス」はハイブリッドといって、純粋なEV(電気自動車)ではありませんが、EVと同じようにモーターやバッテリーを使用しています。そういう意味で、トヨタは初代「プリウス」から本格的に電動車両の開発・生産をスタートし、20年の実績を積み重ねてきました。トヨタのハイブリッド車などの電動車両の販売実績は、過去20年で1100万台以上。ハイブリッドやEVの世界市場でのトヨタのシェアは約43%にもなると説明されました。

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コメント

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1件のコメント

  1. こりゃ完全に焦ってるな