クルマのカスタム、どこまで突き抜ける? 「東京オートサロン」のすごいクルマ9選(写真28枚)
クルマという形をした芸術品
他とは次元が異なる超絶テクニカルなカスタムで例年、来場者はもちろん、業界を騒然とさせるクールレーシング。過去の「オートサロン」では、版画や彫金などで見られる「エングレイビング」という技術を駆使した金銀の「GT-R」で話題をさらったことも記憶に新しいですね。そして今年はまた凄いのが出てきました。
金銀「GT-R」同様、カスタム界の鬼才、カリスマペインター井澤孝彦氏による作品です。「GT-R」のボディを縦横無尽に駆け抜けるライン、実はラッピングは一切なく、すべて塗装なのです。しかも下描きなし、圧巻の手作業です。ドアミラーやドアハンドルはエングレイビングのテクニックで仕上げられており、エンジンは1000馬力のチューンドエンジンを搭載。中身も負けずに突き抜けています。
ホンダアクセスが手掛ける「『けもフレ』フィット」
2017年に大ヒットしたアニメ『けものフレンズ』の世界観をホンダ「フィット」で再現したユニークなカスタムモデル。作ったのはホンダ車純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスで、ホンダ「フィット」の「クロススタイル」をベースに仕上げています。
インテリアも『けものフレンズ』仕様で要注目。運転席は『けもフレ』キャラクターの「サーバル」、助手席は同じく「かばんちゃん」をイメージし、アニメの舞台となる「ジャパリパーク」の世界観を再現しています。ちなみに、ブースでは先着1500名にオリジナルクリアファイルが配られました。
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Writer: 加藤久美子(自動車ライター)
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。一般誌、女性誌、ウェブ媒体などへの寄稿のほか、テレビやラジオの情報番組などにも出演多数。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。愛車は新車から19年&24万キロ超乗っているアルファスパイダー。
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