【試乗】ホンダ「フリード モデューロX」 開発者が語るその原点は初代「NSX」?(写真19枚)

ホンダ「フリード」のラインアップに「モデューロX」が加わりました。どのように評価されるクルマなのでしょうか、試乗してみました。またその目指したところのものを、ホンダアクセスの開発者に聞きました。

標準モデルとなにが違う? 「フリード モデューロX」

 昨年(2017年)の暮れの12月15日、ホンダから「フリード モデューロX」が発売されました。これはコンパクト・ミニバンであるフリードをホンダアクセスがカスタマイズしたもの。カスタマイズといえば、クルマを購入した後にユーザーが行うものというのが、一般的なイメージかもしれませんが、「フリード モデューロX」の場合は、自動車メーカーであるホンダおよびホンダアクセス自身がカスタムしたモデルとなります。

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2017年12月15日発売のホンダ「フリード モデューロX」(2018年1月25日、佐藤正勝撮影)。

 ちなみにカスタムといっても、その内容は、まさにピンからキリまで。ほんのちょっと外観を変えるだけのカスタムもありますし、見た目どころか内容まで、ほとんど変えてしまうこともあります。また最近の軽自動車やミニバンでは、新車のときからルックスを変更したカスタム・バージョンが用意され、標準車とセットで販売されるケースも増えています。そういう意味でホンダの「フリード モデューロX」は、いったいどの程度のカスタムなのでしょうか。

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ホンダ「フリード」(右)と「同 モデューロX」(2018年1月25日、佐藤正勝撮影)。

 まず製造に関して言えば、「フリード モデューロX」は標準車と同じようにベルトコンベアーに乗って生産されます。これにはふたつの意味があります。ひとつは製品のクオリティが標準車と同じと考えていいということ。そしてもうひとつは、安くできるということ。たとえば同じカスタムでも、できあがった標準車からカスタムを行うと、バンパーなどもともと装着されていた部品がゴミになってしまいます。わざわざ交換する部品を装着する手間も無駄。つまり、それだけコストがかかります。一方、最初から標準車と同じように生産すると決まっていれば、無駄な部品も工賃もかかりません。ここのコストダウンは製品の質に関係ありませんから、ユーザーには大きなメリットになります。

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