【試乗】ホンダ「フリード モデューロX」 開発者が語るその原点は初代「NSX」?(写真19枚)

ホンダ「フリード」のラインアップに「モデューロX」が加わりました。どのように評価されるクルマなのでしょうか、試乗してみました。またその目指したところのものを、ホンダアクセスの開発者に聞きました。

「モデューロX」のカスタムの方向性とは?

「フリード モデューロX」のカスタムの内容を見ると、エンジンには手が加えられていません。標準モデルとの変更点は内外装と足回りに。エクステリアは、フロントグリルにバンパー、サイドロアスカート、リアロアスカート、テールゲートスポイラーというようにぐるりとボディ一周。ヘッドライトやフォグランプといったライト類も専用品です。内装もブラック&モカの専用シートにあわせて、全体がシックな黒基調になっています。全体に、大人っぽい落ち着いた雰囲気にまとめられています。

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「フリード モデューロX」は、エンジンこそ標準のままだが、足回りはキッチリ調整されている(2018年1月25日、佐藤正勝撮影)。

 なかなかに入念な内外装の変更です。しかも、これまでの「モデューロX」のラインナップが軽自動車やミニバン中心でだったので、てっきり「フリード モデューロX」は、「ドレスアップ指向のカスタムなんだろうな」と考えていました。ところが走らせてみてビックリ。ぜんぜん違っていたのです。

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「フリード モデューロX」試乗中の筆者(鈴木ケンイチ:モータージャーナリスト)(2018年1月25日、佐藤正勝撮影)。

 走り出して最初に気づくのは、コツコツと路面の凹凸を拾う、足回りのあたりの硬さです。ただし、大きな路面からのショックはいなしてくれるので、不快さはありません。それよりも、コーナーでのしゃきっとした動きの好印象さが勝ります。さらに走り込んでいくと、だんだんと「なんだか運転しやすい」という思いが強まります。ほんのわずかなステアリング操作にも、クルマがしっかりと反応するので、自分の思ったようにクルマが動きます。コーナーリング中も4輪がしっかりと路面をつかんでいるような安心感があります。速度を上げていったときの直進性の良さも嬉しいところ。ただし、エンジンパワーがアップしているわけでもありませんし、コーナーリングの限界性能を求めるようなクルマでもありません。たぶん、サーキットを走らせてタイムを計っても、標準車よりも、それほど速くなっていないでしょう。違いはそこではなく、高まっている走らせたときの質感です。まるで、1クラスも2クラスも上のプレミアムカーに近づいたかのようです。

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