高速道路の一時退出実験、本格開始 「道の駅」利用でETC2.0普及へ、その実際は?
実際のメリットは? 富津館山道 鋸南保田ICと道の駅 保田小学校の場合
では、「賢い料金」を使うと、どのような便利なことがあるのでしょうか。
たとえば東京都市圏の最寄りでいえば富津館山道の鋸南保田IC/「道の駅 保田小学校」があります。富津館山道のアクアライン連絡道より南には、これまで君津PAとハイウェイオアシス「富楽里」の2か所の休憩施設しかありませんでした。君津PAは、自動販売機とトイレしかありませんから、実質のところは、たったのひとつ。休憩施設が数多くあれば、ユーザー側も選択肢が増えるということ。房総への観光にも、より楽しく足を伸ばすことができることになります。
また、より切実な問題は、旧来のふたつの休憩施設にはどちらもガソリンスタンドがないことです。「道の駅 保田小学校」にもありませんが、一時退出であれば、街中のガソリンスタンドを利用することも可能です。その場合は一度、道の駅 保田小学校に立ち寄って、ETC2.0で経路の確認を済ませておけばよいのです。
同じように圏央道 五霞IC最寄りの「道の駅 ごか」も、すぐ裏にガソリンスタンドがあります。さらに、中部横断道 白根ICの「道の駅 しらね」の周りは商業施設が集中しています。
高速道路から気軽に降りることができれば、利便性がさらに高まることは確実です。こうしたサービスが、さらに拡大することを期待したいと思います。
●2018年3月実施 高速道路一時退出実験 対象ICと道の駅(住所は道の駅の所在地)
・八戸道 九戸IC/道の駅 おりつめ(岩手県九戸村)
・東北道 村田IC/道の駅 村田(宮城県村田町)
・磐越道 猪苗代磐梯高原IC/道の駅 猪苗代(福島県猪苗代町)
・関越道 高崎玉村スマートIC/道の駅 玉村宿(群馬県玉村町)
・北陸道 親不知IC/道の駅 親不知ピアパーク(新潟県糸魚川市)
・圏央道 五霞IC/道の駅 ごか(茨城県五霞町)
・富津館山道 鋸南保田IC/道の駅 保田小学校(千葉県鋸南町)
・中部横断道 白根IC/道の駅 しらね(山梨県南アルプス市)
・新東名 新城IC/道の駅 もっくる新城(愛知県新城市)
・名神高速 栗東IC/道の駅 アグリの郷栗東(滋賀県栗東市)
・舞鶴若狭道 小浜IC/道の駅 若狭おばま(福井県小浜市)
・舞鶴若狭道 春日IC/道の駅 丹波おばあちゃんの里(兵庫県丹波市)
・米子道 江府IC/道の駅 奥大山(鳥取県江府町)
・中国道 千代田IC/道の駅 舞ロードIC千代田(広島県北広島町)
・中国道 戸河内IC/道の駅 来夢とごうち(広島県安芸太田町)
・中国道 六日市IC/道の駅 むいかいち温泉(島根県吉賀町)
・山陽道 徳山西IC/道の駅 ソレーネ周南(山口県周南市)
・高知道 新宮IC/道の駅 霧の森(愛媛県四国中央市)
・長崎道 東そのぎIC/道の駅 彼杵の荘(長崎県東彼杵町)
・九州道 えびのIC/道の駅 えびの(宮崎県えびの市)
【了】
これのために車載器買い換える奴なんかいねーだろ。
高速の割引がほとんど無くなった今、高額な車載器は買いたくない。
ETC発足時の悪足掻きを思い出すな
「保田」は「ほた」と読みます。「やすだ」ではありません。ジャーナリストならそれくらい調べましょう。「安田」誤変換ですね。見出しなのに。恥ずかしい。
ETCやるより、過疎の高速道路は無料化して、交通量があるか、ダブルネットワークになる道路は有料を継続すれば良いだけ、そうすれば基本的に退出がなくて良い。