長崎電気軌道や松浦鉄道など7社局「nimoca」導入へ 全国相互利用サービスに対応

長崎県内の長崎電気軌道、松浦鉄道、長崎県交通局、長崎県央バス、佐世保市交通局、させぼバス、西肥自動車の7社局が、交通系ICカード「nimoca」を導入します。

長崎県営バス、佐世保市営バスなども加盟

 長崎県内の鉄道、軌道、バス7社局が、2020年にICカード「nimoca」を導入します。

Large 180403 ngsknimoca 01
長崎県内の鉄道、軌道、バス7社局が、交通系ICカード「nimoca」を導入へ(画像:長崎電気軌道)。

「nimoca」は西日本鉄道(西鉄)の完全子会社である株式会社ニモカなどが発行する交通系ICカードで、「SUGOCA」や「Suica」「ICOCA」などと同様、全国相互利用サービスに対応。現在は福岡県をはじめ大分県、熊本県、佐賀県、宮崎県や、北海道の函館の交通事業者にも展開しています。

 2020年に導入を計画しているのは、長崎電気軌道や松浦鉄道、長崎県交通局(長崎県営バス)、長崎県央バス、佐世保市交通局(佐世保市営バス)、させぼバス、西肥自動車(西肥バス)の7社局です。

 これらの事業者と長崎自動車(長崎バス)、さいかい交通などでは、ICカード「長崎スマートカード」が導入されています。しかし、同カードはシステムの老朽化などのため、2019年度をめどに販売と利用が終了する予定です。

 長崎自動車とさいかい交通は2019年度をめどに新しい独自規格のICカードを導入し、「Tポイント」との連携などを計画しています。また、利用者の利便性を維持するため、両社は新ICカードとともに「nimoca」も利用できるよう検討していく方針です。

【了】

この記事の画像をもっと見る(2枚)

最新記事

コメント

Leave a Reply to てってって Cancel reply

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

8件のコメント

  1. 松浦鉄道についてはJRとの関わり(路線の歴史・乗り入れなど)が深い点を考えると、ニモカではなくスゴカを導入し、将来的にはJR佐世保線・大村線の全線もスゴカ対応にしていくのが良いと思う。松浦鉄道以外の会社等はニモカで良いと思う。

    どのICカードブランドを採用するかについては利用客の利便性を第一に考えて選定してほしい。

  2. 九州の私鉄、公営は全てnimocaで良いと思う。
    後は、乗り継ぎ割引とかを上手く利用すれば良い。

  3. 長崎自動車関係は独自路線へ舵を切るか。
    “西鉄との仲があまりよくない”と言われているようなので、nimoca導入はどうしても受け入れ難かったのか。

    • 島原鉄道も未加入?

  4. 相互利用できるんだから、スゴカの必要ないような??

    それにしてもバス会社2社で独自カード導入ってよくそんなお金があるな

  5. 普通なら、機器更新したとしても「スマートカード」プラス「全国ICカード利用可」にするのが普通だけど、「スマート~」を廃止すると言うことは、明らかに「積み増し時に1割のプレミア」がこっそり廃止の目的もあるのだろう。「宮交バスカ」やIC化で廃止された「TO 熊カード」もそうだったが、やはり少子高齢化で利用者が減ったことと運転士不足でのコスト削減もあるのだろうが、プリペイド利用客としてはかなり痛い。。。

    • 例えば「登録して11回乗ると11回目は無料。更に登録しなくても最初の降車時に運転手に申告すれば1日乗車券」(京阪バス。ICOCAのみ)とか「乗車ポイントによって割引」(函館市交通局・函館バス。ICAS nimoca)とか全国共通なICカード内でも独自に「色をつける」ことは出来るんでえぇ。事業者によっては全国共通カード内でもその事業者内しか使えないカード(の中で10%割引など)を出したりもできますし(嵐電、阪急・阪神バスなど)。

    • 京阪神のバス会社はそれなりに利用も多いのでプレミアや割引は存続できるからだと思います。
      長崎県の場合は、利用者が少なく大赤字の地域も多く抱えている結果、割引やプレミアを止めたかったのでしょうね。まだ九州の場合は「SUNQパス」があるので、必ずしもまともな運賃で利用しなくても済むのでいいのですが。。。