日産「リーフ」、「e-Pedal」のしくみ 「セレナ」などのワンペダル操作とも違うワケ

回生ブレーキのみならず トータルで実現する停車操作

 e-Pedalの摩擦ブレーキの役目は、なにも停車時だけではありません。実は、回生ブレーキは、発電抵抗によるブレーキなので、バッテリーに充電できるぶんしか発電させることができません。つまりバッテリーが満充電の状態では、走行した分しか電気が蓄えられないので、回生ブレーキの減速力は弱くなります。ですから、状況によっては減速力を一定に保つことができなくなってしまいます。そうならないために、摩擦ブレーキが補完する関係を持っているのです。これでドライバーに提供される減速能力は変わらないので、ワンペダル操作も停車まで不安なく行えるというわけです。

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「e-POWER Drive」搭載の「セレナ e-POWER」は2018年3月1日発売(画像:日産自動車)。

 さて、回生ブレーキによる加減速を行うのは「ノート」や「セレナ」の「e-POWER」に搭載される「e-POWER Drive」も同様で、こちらもワンペダルドライブをうたっています。ただe-Pedalとはシステムそのものが異なります。

 まず回生ブレーキの減速力は最大0.15Gとやや弱く、さらにフットブレーキとの協調制御も行っていません。これはe-POWER車のブレーキシステムは、これを搭載していないほかの「ノート」や「セレナ」と共通である通常のブレーキシステムを搭載しているためです。このため、「e-POWER Drive」では、ブレーキペダルの踏みかえは約7割減に留まるとしています。ただどちらもワンペダルで加減速が行えるのは同様で、電動化による新たな運転感覚が味わえるのは魅力といえるでしょう。

 そんなe-POWER Driveのワンペダルドライブを進化させたe-Pedalは、電動化による効率の向上や運転の快適性だけを追求したシステムと思われがちですが、それだけではありません。開発された最大の理由は、「ずっと乗っていたくなる電気自動車の実現」にあったといいます。

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コメント

2件のコメント

  1. e-POWER Driveの車だけど、最初は強烈に違和感があるけど、慣れると全く気にならない

  2. >ただ実際乗った経験から感想をいえば、アクセル操作のみとはいえ、アクセルを緩めると減速し、
    >加減速をドライバーにしっかりと意識させるため、踏み間違えなどは起こりにくいのではないかと
    >考えます。
    MT車でずっと前から実現されていますね。
    アクセルを緩めると減速し、加減速を認識させるのは。