陸自戦闘ヘリAH-1S、更新が捗らない理由 老朽化は深刻 お金の問題だけではない事情

ではもう戦闘ヘリは不要なのかというと…?

 現代の戦闘ヘリコプターは高度なセンサーやネットワークシステムを搭載し、優れた情報収集能力を持ちます。また機関砲、対地ミサイル、ロケット弾といった火力は非常に強力です。こうした能力は高度な防空網を持たないテロリスト相手には大いに役立ちます。

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アメリカ海兵隊のUH-1Y「ベノム」(写真奥)を護衛するAH-1W「スーパーコブラ」。エンジンが双発化されている(画像:アメリカ海兵隊)。

 しかしながら、相手が正規軍ともなると携帯型地対空ミサイルをはじめ車両搭載型の高性能地対空ミサイル、そしてレーダー連動の対空機関砲が待ち受けていることは必定であり、これらを先行してつぶさない限り、戦闘ヘリコプターはその使いどころが非常に難しくなっています。

 専守防衛を掲げる日本の防衛方針は対正規軍に重点が置かれており、高価すぎる割に生存性の低い戦闘ヘリコプターは非常に微妙な立場に追い込まれています。とはいっても戦闘ヘリコプターはうまく使えば強力であることに違いはありません。また輸送ヘリコプターに帯同しこれを護衛する任務を速度差のありすぎる戦闘機に置き換えることは難しいため全廃するわけにもいかず、陸上自衛隊はAH-1Sの後継機をどうするべきか、最適な回答を求め苦慮しているようです。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 「攻撃」ヘリコプターと呼称するのが一般的でしょうね。

  2. 素人が考える限り、安価に製造できるドローンを投入するしかないんじゃないかな?
    索敵と攻撃を分業して、索敵は無人のドローンで実施して、後方のミサイル部隊が攻撃を加えるのが効率的だと思う