陸自戦闘ヘリAH-1S、更新が捗らない理由 老朽化は深刻 お金の問題だけではない事情

陸上自衛隊の戦闘ヘリAH-1S「コブラ」の老朽化問題が深刻化しています。そこには、お金の問題だけではない、素直に新型へと更新できない事情がありました。

ではもう戦闘ヘリは不要なのかというと…?

 現代の戦闘ヘリコプターは高度なセンサーやネットワークシステムを搭載し、優れた情報収集能力を持ちます。また機関砲、対地ミサイル、ロケット弾といった火力は非常に強力です。こうした能力は高度な防空網を持たないテロリスト相手には大いに役立ちます。

Large 20180608 01
アメリカ海兵隊のUH-1Y「ベノム」(写真奥)を護衛するAH-1W「スーパーコブラ」。エンジンが双発化されている(画像:アメリカ海兵隊)。

 しかしながら、相手が正規軍ともなると携帯型地対空ミサイルをはじめ車両搭載型の高性能地対空ミサイル、そしてレーダー連動の対空機関砲が待ち受けていることは必定であり、これらを先行してつぶさない限り、戦闘ヘリコプターはその使いどころが非常に難しくなっています。

 専守防衛を掲げる日本の防衛方針は対正規軍に重点が置かれており、高価すぎる割に生存性の低い戦闘ヘリコプターは非常に微妙な立場に追い込まれています。とはいっても戦闘ヘリコプターはうまく使えば強力であることに違いはありません。また輸送ヘリコプターに帯同しこれを護衛する任務を速度差のありすぎる戦闘機に置き換えることは難しいため全廃するわけにもいかず、陸上自衛隊はAH-1Sの後継機をどうするべきか、最適な回答を求め苦慮しているようです。

【了】

この記事の画像をもっと見る(4枚)

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. 「攻撃」ヘリコプターと呼称するのが一般的でしょうね。

  2. 素人が考える限り、安価に製造できるドローンを投入するしかないんじゃないかな?

    索敵と攻撃を分業して、索敵は無人のドローンで実施して、後方のミサイル部隊が攻撃を加えるのが効率的だと思う

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス