東武「TJライナー」10周年 座席生地付き乗車券発売、ツアー参加で記念コインも

東武東上本線を走る座席定員制列車「TJライナー」が運行開始10周年。座席の生地付き記念乗車券の発売や事前予約制ツアーなどが予定されています。

10年間で1100万人あまりが利用

 東武鉄道は2018年5月28日(月)、「TJライナー運行開始10周年記念企画」を6月9日(土)から展開すると発表しました。

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2018年6月14日に運行開始10周年を迎える座席定員制列車「TJライナー」のイメージ(画像:東武鉄道)。

「TJライナー」は2008(平成20)年6月14日から東武東上本線で運行されている座席定員制列車です。関東の鉄道では初めて、クロスシート(枕木の向き)とロングシート(レールの向き)に転換できる「マルチシート」を採用。東武鉄道によると、利用者は2014年1月22日に500万人、2017年7月18日に1000万人を突破。2018年3月末現在で約1100万人としています。

 6月9日(土)から7月31日(火)までにかけては、「TJライナー運行開始10周年記念乗車券」を発売。台紙オモテ面に「TJライナー」で実際に使用している座席の生地が付きます。ウラ面では「TJライナー」の沿革が掲載されています。商品の概要は次のとおり。

●価格
 1セット1000円(税込)
●内容
・池袋から大人590円区間の片道乗車券
・小川町から子ども420円区間の片道乗車券
●有効期間
・6月9日(土)から7月31日(火)まで
・期間中、各券1回限り有効
●発売数
 2000セット
●発売駅(計17駅)
 池袋、下板橋、大山、上板橋、成増、和光市、朝霞台、志木、ふじみ野、川越、川越市、若葉、坂戸、東松山、森林公園、小川町、武州長瀬

 また、「TJライナー」に使われている50090型電車1編成に記念ヘッドマークを掲出。期間は6月14日(木)から11月30日(金)までです。初日には「TJライナー1号」(池袋18時00分発)にあわせ、ヘッドマーク掲出列車の出発式が予定されています。

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「TJライナー運行開始10周年記念乗車券」台紙イメージ。座席の生地付き(画像:東武鉄道)。
記念ヘッドマークのイメージ(画像:東武鉄道)。
記念コインセットのイメージ(画像:東武鉄道)。

 7月28日(土)には事前予約制のツアーを実施。記念ヘッドマークを掲げた50090型で、池袋駅から森林公園検修区(埼玉県滑川町)に向かいます。「TJライナー」の車内自動アナウンスを担当しているホリプロ所属の“女子鉄アナ”久野知美さんも参加し、車内イベントなどを行います。

 森林公園検修区に到着したあとは、「TJライナー」の歴代ヘッドマークを掲出した車両の撮影会を開催。ツアー参加者には、同歴代ヘッドマークをデザインした記念コインセットがプレゼントされます。予約受付は6月14日(木)からウェブサイトで開始。定員は360人、ツアー代金は大人7980円、子ども6980円です。

【了】

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1件のコメント

  1. TJライナーを1ヶ月で10回使える座席指定券が有ると良いかも。
    値段は10枚で2500円にするとかありだと思う。
    そうすればモーニングTJにも使えるし、効果あると思いますね。