光の反射が命取り、自衛隊のクルマどう対処? 車体に施される様々な工夫とは
時には100円ショップで買えるものも活用
攻撃のバリエーションは多種多彩ですが、諸外国の攻撃パターンを見てみると、敵の正面から攻撃する方法、敵の側面に移動する迂回、敵の背後に回りこみ挟み撃ちにする包囲という攻撃パターンを組み合わせて戦っています。陸上自衛隊も、諸外国の軍隊と同じような行動を取ると考えられます。
こうして攻撃に転じた後も、戦闘中は遮光を継続します。いくら攻撃をしているからといって、こちらの姿を容易に確認できる状態というのは、戦闘を継続していく上で不利な状況を作りかねません。
こうした遮光処置はどこの部隊でも行われているのですが、部隊によって遮光に使われる資材が異なるのも面白いところです。布製の土のう袋を使う部隊、園芸用のネットを使う部隊、木の板を使う部隊、中には100円ショップで売っている網などを使う部隊もあります。
草木をたくさん付けるのも遮光と言えなくはないのですが、どうしても隙間ができてしまいます。遮光は、反射する部位をしっかりと覆う必要があるので、その用を足すには不十分です。ゆえに、クルマに草木を取り付けているのは、「偽装」目的のほうが大きいといえるでしょう。
同じ装備品を使いつつも、部隊や隊員たちの創意工夫によって違いのある遮光のやり方。陸上自衛隊でも奥が深いテーマのひとつなのです。
【了】
迷彩にこだわる軍隊は防戦型と言われる。
自衛隊は国是のためにそうだし、第二次大戦末期のドイツ戦車が複雑な迷彩となったのを見るとうなずける。
ブレーキランプもすべて動作しないように出来ますが後続車両にだけは見えるようにした
豆粒のような尾灯が付いてますね。
上空に居る敵機から見えないようにと言う意味もあります。
さすがにそこは撮影してないか。