動き出した地下鉄新線 東京メトロ有楽町線「支線」のメリットは?

「塩漬け」路線を部分的に整備へ

 この支線の構想は古くからあり、1972(昭和47)年に運輸大臣の諮問機関・都市交通審議会(のちの運輸政策審議会、現在の交通政策審議会)がまとめた東京圏の鉄道整備基本計画で、豊洲~亀有間に支線を整備することが盛り込まれました。

 その後、営団地下鉄(現在の東京メトロ)が1982(昭和57)年に豊洲~亀有間の路線を運営するための手続き(地方鉄道免許の申請)を行いました。構想区間ものちに拡大。現在は豊洲駅から千葉県北部の野田市まで約36kmを結ぶことが考えられています。ちなみに、途中の住吉~押上間は半蔵門線の延伸区間として2003(平成15)年に先行開業しました。

 これまでは建設費や採算性の問題があり、具体化に向けた動きがほとんど見られませんでした。営団地下鉄が申請した豊洲~亀有間の地方鉄道免許も、当時の運輸省は「財政事情で補助金が大幅カットされているため」(1994年11月16日付け日刊工業新聞)などとして免許を保留。ずっと「塩漬け」にしてきたのです。

 ただ、当面の建設区間を豊洲~住吉間に絞ることが考えられるようになったことや、東京オリンピックの開催決定を機にインフラ整備推進の動きが強まったこと、さらには交通政策審議会が新しい鉄道整備基本計画「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」を2016年に答申し、豊洲~住吉間には「費用負担のあり方や事業主体の選定等について合意形成を進めるべき」との強い口調の意見を付けたことから、具体化に向けた動きが活発になっていました。

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コメント

5件のコメント

  1. 開業すれば東武スカイツリーライン沿線から急行利用で乗換無しか押上・住吉駅での上下移動無しの一回の乗換だけで済む上に東京湾への時間的距離がぐっと近くなる。現行だとメトロ⇔都営⇔メトロの上下・比較的長い距離の平行移動の乗換を強いられる上に運賃が割高になって泣きっ面に蜂状態だし、豊洲駅~錦糸町駅間の都営バスは渋滞と信号待ちの連続で時間が掛かって堪らない。「あれば住吉~豊洲間だけでなく湾岸地域も通勤圏内になるのに」とも思っています。東京メトロとしては「半蔵門線と都営大江戸線と有楽町線を乗り継げば往復出来るからOKでしょ」だろうけど利用者にとっては堪ったものじゃないです。開業後に様子を観て東西線との回送用の連絡線を新設すれば東陽町と新木場の車庫間の車両移動が楽になるとも思うんですけどどうなる事やら。新木場や東陽町の車庫での日比谷線・半蔵門線用車両の検査が可能になるなどで利便性が高いとも思うのですがどうなんでしょう。

  2. 早く開業して伊勢崎線を田園都市線から来る遅延の止める事をした方が良いね。
    後、東上線と伊勢崎線の50000系列共通化も必須だと思います。

  3. 江東区民にとっては南北を縦断する鉄道路線が一つできるだけでもかなり便利になる。

  4. メトロは直通が前提と言っていたので直通はするでしょう

  5. 豊洲からの支線なんて作ったら、豊洲〜新木場を減便させることになるでしょ?
    それに東西線の混雑緩和させたいなら、有楽町線を新木場から葛西方面へ延伸した方がいいんじゃないの?