路線バスの「座席指定サービス」とは 大阪シティバス、2022年までに導入予定

大手私鉄を中心に有料の座席指定列車が相次いで導入されていますが、大阪市営バスを引き継いだ大阪シティバスが、路線バスにおいて座席指定サービスの導入を検討しています。どのような内容なのでしょうか。

「深夜バス」も新導入、観光バス事業にも

 立席のないタイプのバスというと、高速バスや貸切バスの車両、あるいは、一般路線バスの車体で、おもに2列ずつ進行方向に向いた座席で構成される「ワンロマ車」と呼ばれるタイプが挙げられるでしょう。いずれも、大都市圏の終電後に運行される深夜急行バスなど、座席定員制のサービスで使われることがあります。

 大阪メトログループでは今後、中距離バスの指定席サービス以外に、都心・市外近隣を結ぶ5系統において平日1便の「深夜バス」を導入することや、インバウンド需要を取り込むため「観光バス事業への再参入」(大阪市営バスで2008年まで定期観光バスを運行していた)を予定しているといいます。これらサービスと指定席サービスとで共用できる車両が導入されるかもしれません。

 さらに、中期経営計画では将来的な都市開発事業の一環として、駅を拠点としたシェアサイクルの提供や、自動運転によるコミュニティバスも運行するとしています。前者は2024年までに地下鉄全駅へのサイクルポート設置を目指すとのこと。後者は2020年からサービスを開始し、2024年までに20路線の開設を目指すといい、具体的な場所として「都島、中之島西側付近など」が挙げられています。

 大阪メトロは、「人口減少を見据え、鉄道以外でのサービスを積極的に展開していきます」と話します。このことは、今回発表された中期経営計画でも明確に位置付けられており、「第二の創業として“鉄道以外の新たな柱となる事業の創出”“公営企業から成長を追求する株式会社への変革”を完遂させる」7か年の計画であるとされています。

 もっとも、現状の売り上げ比率や今後の投資額としては、鉄道事業がその多くを占めます。地下鉄駅のホームドア整備、鉄道施設の災害対策、御堂筋線や中央線を中心とした駅リニューアルなどを推進する一方で、2017年度実績で17%という鉄道以外の事業における売り上げ比率を、2024年度には27パーセントに引き上げることを目指しているそうです。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 営業係数で言えば、一番黒字なのは[62]大阪駅前~住吉車庫前なのだが。。。民営化されたらこういった営業係数の公表もなくなってしまうのだろうか?

    新事業も期待しているが、現状のサービス(乗り継ぎ割引やエンジョイエコなど)の維持も忘れないでいただきたい。

  2. こういった色々なサービスが生まれることは良いことだ

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